不動坂の分岐はルートに注意！

13時15分ごろ、不動坂の分岐に到着。
ここでは、自転車の通りやすい南側（左）のルートを選択。
北側（右）の戸塚支線（旧戸塚道路）ルートは、渋滞緩和のためのバイパスとして作られた、いわば車のための道路。自転車で乗り入れると大変危険だ。
　

自転車で走るなら南側（写真左方向）のルートがおすすめ

　
道幅が狭くなると気になってくるのがバス停での人の乗り降り。
基本的にはバスの右側を追い越すのがルールだが、対向車線に飛び出してしまうような狭い道の場合は歩道を走る。
しかし、降車する歩行者がバスから飛び出してくるケースが非常に多いので、注意が必要だ。
　

対向車線に飛び出して無理な追い越しをする車も多い

戸塚駅に来ると、こちらも以前はまれぽで取り上げた「開かずの踏切」に差し掛かる。
踏切の幅が広いため、自転車はいったん降りて、歩道を押して歩く。
　

踏切のため渋滞が発生しやすい
　

自転車は降りて、歩行者用エリアを渡る

戸塚駅から藤沢方面に進路を進めると、長い坂が続くようになる。
変速ギアのないママチャリには負担が大きい。
また、原宿付近は工事のために渋滞しがち。工事現場は道幅が狭くなって危険だが、交通整理員が立っている場合は、自転車が通りやすい経路を確保してくれるので、逆に安全な場合もある。
　

両足に力を込めてなんとか坂を上ろうとするが・・・
　

力尽きた

さらに1時間ほど西に進むと、藤沢バイパスの分岐点が見えてくる。
旧東海道をなぞっていたかつて国道1号だった道路は県道に降格し、現・藤沢バイパスが国道1号と呼ばれている。今回はあくまで国道1号を検証、ということで、藤沢バイパス上の市境までを走った。

自転車の進入は可能のようだが、自動車がかなりスピードを出しているので極めて危険。
遠回りだが、分岐する県道30号を走るのがいいだろう。
　

トンネルをくぐるのが国道1号
　

自転車で走るのは極めて危険。遠回りになるが県道30号を通ろう

国道1号を走り終えて

国道1号は全体的に道幅が広くママチャリも走りやすい。
ただし、横浜駅前や藤沢バイパスのような、渋滞緩和を目的に整備されたような広い道路の場合は、自転車を降りて歩道橋を利用したり、標識に従って歩道を走行したり遠回りしないと危険。
また、バスや停車中の自動車を追い越す場合も注意が必要だ。

道路を走るのが原則ではあるが、事故を起こしては元も子もない。
自転車を運転する側から見ても、狭い道での自転車の走行は非常に危険だ。
状況に応じて、臨機応変に歩道を利用するようにしたい。

自転車の走り方に関して、神奈川県警では「平成24年神奈川県警察自転車対策総合推進計画」を策定し、「自転車の通行環境の確立」「自転車利用者に対するルールの周知と安全教育の推進」「自転車に対する指導取締りの強化」をすすめている。

実際、県警のホームページ内の自転車に関するページは、かなり内容が充実していて、わかりやすい。一時は、自転車走行に関するルールがころころと変わってわかりにくいことがあったが、現状をわかりやすく解説してある。

普段、自転車を利用する機会の多い方は、一度目を通しておくといいだろう。
買い物にママチャリを利用する方、レジャーにサイクリングを楽しむ方などは、ルールを知って安全な自転車ライフを過ごしてほしい。
　

撮影をしながら4時間弱、30kmを走り終えてぐったり・・・

―終わり―


神奈川県警「自転車に乗る時のルールとマナー」
http://www.police.pref.kanagawa.jp/mes/mesf0178.htm

神奈川県警「平成24年神奈川県警察自転車対策総合推進計画について」
http://www.police.pref.kanagawa.jp/mes/mesf0267.htm