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家系一大勢力“壱系”の全貌が明かされる!? ~横浜の家系ラーメン全店制覇への道 其の四

ココがキニナル!

「家系ラーメン全店制覇への道」4回目の今回は、家系ラーメンの一大勢力である「壱系」の全貌を解き明かすとともに、市内の介一家グループ最後の“あの店”を調査!

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ライター:はまれぽ編集部

家系初! 塩ラーメンを初めて提供した「壱八家・本店」



最後に訪れたのは、1996(平成8)年創業、JR東戸塚駅から徒歩5分の住宅街にある「壱八家(いっぱちや)・本店」だ。
同店を運営するのは以前、「復興支援チーム『かながわイレブン』ってどんな活動をしてるの?」の取材でもお世話になった神奈川県横浜を中心に外食店を展開する株式会社エイト(代表取締役・近藤一美氏)。
 


木目を基調とした壱八家の外観。ちょっとおしゃれ


今回取材にご協力いただいたのは、同社本部の松本氏と「壱八家・本店」の坂本氏。
話を伺ったところによると、同店はもともと焼き鳥店からスタートしたのだそう。先代の近藤真子さんがこの地で焼き鳥店を営んでおり、その後次々と飲食店を立ち上げていく。

その当時、先代が某家系ラーメン店の味に感動し、その店でラーメン作りのノウハウを学んだのだとか。ちなみに「壱八家」の由来は某家系ラーメン店の「壱」と株式会社エイトの「エイト」にちなんだもの。
  


「壱八家・本店」の坂本氏


こうして1996(平成8)年にめでたく「壱八家」は営業開始し、自分たちの味を追求することになる。

しょうゆだれを変えるなど、試行錯誤のうえ、徐々に味を変えていき現在の味に行きついたそうだ。ちなみに、その味の秘訣は特注の特製バーナーを4本使い、強力な火力でじっくり煮込んだ特製スープ。
 


じっくり4~5時間、特製の寸胴で煮込む


特製のバーナーを使用。1本あたり10万円もするのだとか。

こうしてできたラーメンがこちら。
 


ベーシックな「らーめん(並)」(650円)


さっそく実食しようと思っていた矢先、驚愕の事実が! 「実は家系で塩ラーメンを初めてつくったのはウチなんですよ」と坂本店長。聞くところによると、塩ラーメンを始めたのは今から5~6年前。新しいメニューを開発していた際、このメニューが誕生したのだそう。
それならば塩ラーメンもぜひ食べてみなくては!
 


塩ダレを使用したこってりとんこつの「塩らーめん」(650円)


塩ラーメンの味は多くのお客さんに好評の声をいただき、徐々にその噂は広まっていく! こうした経緯でほかの家系ラーメン店でも塩ラーメンを提供していく店舗が増えていったんだとか。

>マーコ氏
(しょう油味は)動物系のまろやか感の中に確かなしょう油感とチー油感を感じさせる、バランス感抜群の壱八家の味わいですね。塩はスープの主張が前面に出すぎず、しっかり塩ダレの旨みを堪能できる、非常にバランスが取れたハイレベルテイスト。そして、何よりも“家系の塩ラーメンの元祖”というネタが食べられたことにも大満足!

>編集部・千葉
しょう油もいいけど、個人的には塩ラーメンに軍配。なんだかとんこつ風ポタージュを飲んでいるような感じがする。とろりとしたスープがいい感じで麺に絡みますね。

<今回の採点>
ネ タ 度 :☆☆☆☆★(星4つ)
既食メニュー:ラーメン(650円)、塩ラーメン(650円)



取材を終えて



今回は、「介一家・鶴見店」と家系の新たな勢力である“壱系”の「壱六家」「壱八家」の3店舗の情報をお届けしてきた。来週は「IEK(イエケー)48 総選挙」でも登場した“あの店”やそこから独立した店舗の情報を予定している。
はたして今度はどんな情報が飛び出してくるのか!? 来週をお楽しみに!!
 


2013年10月12日時点の家系図



―次回に続く―


次回の更新日は10月19日(土)を予定しています。お楽しみに!


介一家・鶴見店
住所/横浜市鶴見区鶴見中央4-20-4
電話番号/045-504-2789
営業時間/11:00~21:00
定休日/無休

壱六家・本店
住所/横浜市磯子区森2-2-7
電話番号/045-754-2323
営業時間/11:00~深夜2:00(火~土曜日)、11:00~22:00(日曜日)
定休日/月曜日、毎月第1日曜日
http://www.ichirokuya.co.jp/


壱八家・本店
住所/横浜市戸塚区品濃町515-1
電話番号/045-821-4747
営業時間/11:00 ~翌01:00
定休日/不定休
http://ippachiya.com/


<取材協力>
神奈川のラーメンを盛り上げよう!会
http://kanagawa-ramen.net/

マーコの辛口ラーメンチェック
http://ma-ko64.com/
 

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  • 私の記憶では、15年ほど前に鳥浜(ベイサイドマリーナのあたり)にあった『とんこつ家』という壱六家系のお店に塩味がありました。その後そのお店がたたまれた際に、当時の店員さんが大船の壱六家へ行き、塩を出しはじめました。

  • 同じく記憶が確かなら山手の介一もだいぶ前に塩味があった気がします。今はないみたいですが塩味のトンタンメン好きだったなぁ…。

  • 僕の記憶が確かなら、大船の壱六家(1号店)は2003年の段階で塩ラーメンを提供しています。なので、もし壱八家が今から5,6年前に塩を始めたのだとすると壱六家のほうが早いように思います。

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