ラー博「支那そばや」卒業当日の様子をレポート!【現場レポート第2弾】
ココがキニナル!
「支那そばや」が12月1日、ついに新横浜ラーメン博物館を卒業した。約20年間に渡ってラーメンファンの胃袋を満たしてきた名店の最後の様子がキニナル(はまれぽ編集部のキニナル)
はまれぽ調査結果!
多くのファンに愛される支那そばやには、最終日も大勢の人が詰めかけた。ラー博は卒業してしまうが、今後も引き続き戸塚の支那そばや本店は元気に営業する。あの味が恋しくなったら本店に行こう!
ライター:はまれぽ編集部
本当はここにいてほしかった・・・
閉店後、地下2階フロアにて卒業セレモニーが開催された。
冒頭、ラー博館長・岩岡洋志(いわおか・ようじ)さんによる挨拶と記念品の贈呈が行われた。
岩岡館長(右)から感謝の言葉を受けるしおりさん
ここで事件が発生する。なんと、しおりさんがお辞儀をした拍子に記念品のトロフィーを落としてしまったのだ。贈呈後わずか10秒ほどの出来事である。うそでしょ!?
お辞儀をした拍子に・・・
ああ! トロフィーが・・・
岩岡館長もこの表情
お茶目なしおりさん
「すぐに作り直します!」と岩岡館長。しかし、幸い大事には至らなかったようだ。ふたたびしおりさんはトロフィーを受け取った。
トロフィーは無事・・・ですよね?
記念品の贈呈に次いで花束の贈呈。そして、しおりさんがマイクを持った。いよいよ最後の挨拶が始まる。
しおりさんによる卒業挨拶
「まずは、みなさん、20年間本当にありがとうございました」
冒頭、感謝の言葉を述べ深々と一礼した。そして顔を上げると、しおりさんは目を潤ませながらこれまでの歩みを振り返った。
「出店以来、ラーメン博物館にはたくさんの宿題をもらいました――」。毎年、支那そばやは様々な企画ラーメンを発表し続けてきた。その度にスタッフみんなで力を合わせ、一つ一つ、課題をこなしてきた。
「おかげで、私たちは成長することができました」
大変なとき、苦しいときはたくさんあった。でも、関わってくれたすべての人のおかげで、20年間、ここまで頑張ることができた。ラー博は苦楽を共にした同志である。
そう語るしおりさんは、佐野実氏についても「きっと同じ気持ちだと思う」と述べた。
涙ぐむしおりさん
「本当は、ここにいてほしかった・・・」
思わずそうこぼしたしおりさん。今後の出店計画については、「答えは一つ」と言い切った。
「佐野実と出会ったように、一生添い遂げる、そう思える物件に出会えるまで探し続けます」
そして最後にもう一度感謝の言葉を口にすると、万雷の拍手の中、挨拶を終えた。
すると、ラー博・中野さんのかけ声で男性陣がしおりさんを取り囲んだ。いったい何が始まるのかと思うと・・・
ここでまさかの胴上げ
胴上げが始まった。この日、筆者は驚くことばかりだったが、この胴上げには仰天した。それにしても見事な舞いっぷりである。
おしまいにはみんなで記念撮影。こうして、支那そばやラー博店最後の一日は幕を下ろした。改めて、支那そばやのみなさん、本当にお疲れさまでした。
長い一日を終えたチーム支那そばや
最後は関係者もそろって記念撮影(クリックして拡大)
取材を終えて
約20年の歴史に幕を閉じた支那そばやラー博店。その最終日に密着すると、いかに多くの人にこのお店が愛されているかが分かった。
「卒業」でイメージすることは、みなさん何だろうか。思い出してほしい。これまでの人生で経験したどんな卒業も、「別れ」ではなく、新たな「門出」だったはずだ。
支那そばやはラー博を卒業してしまったが、それは決して悲しいことではない。支那そばやの新たな門出に、我々はまれぽ編集部一同は拍手を送りたいと思う。そして、これからも戸塚の本店でその味を楽しめることに変わりはない。
今後も、多くのラーメンファンの舌を満足させる支那そばやの活躍に、エールを送る。
―終わり―
取材協力
新横浜ラーメン博物館
http://raumen.co.jp
株式会社サノフード
http://www.nrfood.jp/index.html
ホトリコさん
2019年12月09日 13時18分
ラー博に行くと必ず食べていたので寂しいが、鶴ヶ峰店に行けるし、ラー博に行ったときに浮気(?)できなかったので各店に行けると前向きにとらえます。