2016年2月8日、30年目を迎えた横浜中華街の「春節」の様子はどんな感じ?
ココがキニナル!
毎年恒例となった中国の旧正月「春節」。今年の見所や初日の様子は?(はまれぽ編集部のキニナル)
はまれぽ調査結果!
恒例の獅子舞は大盛況。期間中は龍舞や中国の伝統芸能も堪能できる。お祭りムード一色の横浜中華街の雰囲気も抜群
ライター:はまれぽ編集部
30周年!
4000年以上の文献資料までさかのぼって由来が記されている、中国で旧暦の正月にあたる「春節(しゅんせつ)」が2016(平成28)年2月8日(月)から始まった。横浜中華街では、2月22日(月)まで、さまざまなイベントが楽しめる。
いたるところに「春節」の文字が
横浜中華街の「春節」は1986(昭和61)年から始まり、今年で30年目。獅子舞や龍舞(りゅうまい)、皇帝衣装のパレードなどで中国の伝統文化を紹介するなど、毎年多くの人が足を運び、冬の風物詩となっている。
関帝廟(かんていびょう)や
媽祖廟(まそびょう)も春節モード!
「春節」といえば代表的なイベントが獅子舞。初日の8日には、太鼓の音や魔を払うという意味があるとされる爆竹とともに店の繁栄を願う伝統行事「採青(さいちん、ツァイチン)」が行われた。
色とりどりの獅子が中華街を舞う
白や黄色などに彩色された5頭の獅子は吉祥(きっしょう=おめでたいこと)のシンボルとして登場する想像上の動物。五穀豊穣を願う農民の間で生まれ、伝播していった。
北方獅子は毛の長い茶褐色をしていて動きが柔らかく、優雅さを漂わせており、宮廷で舞われたとされる。一方、南方獅子は装飾的で色鮮やか。男性的で雄々しい獅子本来の動きで、民間の祝事で披露された。
舞にもそれぞれ意味がある
爆竹が鳴り響き、獅子がどらや太鼓に合わせて激しく踊り、大きく伸びあがると、沿道に詰めかけた観光客らからは大きな歓声が沸き起こった。
爆竹の煙が上がる中
軽快な楽器の音が響く
まさに黒山の人だかり!
栃木県から観光で中華街に来ていて、生まれて初めて中国獅子舞を見たという60代の夫婦は「軽快な音楽とともに迫力ある獅子で、びっくりした。いいタイミングで来られた」と笑顔だった。
また、期間中は「春節娯楽表演(しゅんせつごらくひょうえん)」と題し、横浜中華街の中にある「山下町公園」で獅子舞のほか龍舞、舞踊、中国雑技といった伝統芸能も披露される。
こんなパレードや
中国雑技も見られるかも!(写真は野毛大道芸)
取材を終えて
期間中はイベントだけでなく、中国のお正月にちなんだ限定メニューやコースを提供する店舗もあるとのこと。中国の旧正月「春節」を体験してみてはいかがでしょうか?
おめでとうございます!
―終わり―
春節2016
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