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横浜を走る移動図書館「はまかぜ号」。引退後も本を届けるその雄姿とは?

ココがキニナル!

横浜市の移動図書館「はまかぜ号」が巡回しているそうですが、見たことがなくなんだか気になります(だいさん)/引退したはまかぜ号のその後の行方は?(横浜の棒人間さん)

はまれぽ調査結果!

約3000冊の本を積み、市内21ヶ所を巡回している移動図書館。地域の人にとっては本に触れる貴重な機会に。引退後のはまかぜ号は、現在山形県で活躍中!

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2018年08月02日

ライター:はまれぽ編集部

ドリームランド跡地に出現する移動図書館

横浜市中央図書館が運営している移動図書館「はまかぜ号」。車にたくさんの図書を載せて市内の各地域を巡回することで、図書館がないエリアにも図書サービスを届けることを目的に運営されているようだ。

かつて移動図書館は全国で走っていたが、近年はその数を減らしているという話も聞く。今も横浜で人々に本を届けているはまかぜ号の雄姿を目撃すべく、取材へ向かった。
 


この日は戸塚区俣野に移動図書館が現れるという

 
「はまかぜ号」は市内21ヶ所を巡回しており、2週間に一度各ステーションを訪れている。中には例外もあるが、ほとんどが近くに図書館のない住宅街などが舞台だ。

今回は「ドリームランド」跡地の集合住宅、ドリームハイツ内の公園にやってくるようだ。
 


集合住宅の間にある「ドリームハイツ第一公園」に、変わった車両を発見!
 

これが活躍中の「はまかぜ号」だ

 
はまかぜ号は代々トラックやマイクロバスなどを移動図書館として運用している。4代目のはまかぜ号はマイクロバスらしい見た目だったが、5代目はトラックを改造している車両のようだ。
 


カラーリングやデザインは継承されている

 
車体を見せていただくと、大量の本が収納できるように整備されているのが分かる。
 


車両の側面は上から下まで一面の本棚
 

内部もさまざまな図書が詰め込まれていた

 
移動図書館が停車していると、続々と返却用の本を持った人が集まってくる。
ほとんどがドリームハイツに住む住人だ。

はまかぜ号を運営する図書館職員の方にお話を伺うと、「ドリームハイツのステーションは、全体から見ると平均的な利用者数。多いところでは、1時間に数百人も利用者がやってくる場所もあります」とのこと。
 


2週間前に借りた本を返却してから、新しい本を吟味する利用者が多かった
 

絵本を広げられる読書スペースも用意されている

 
移動図書館がやってくるのは2週間に一度なので、借りた本は次回の巡回時に返却すればちょうどタイミングが合うのだ。

絵本を借りに来たというお母さんにお話をうかがうと、「上の子が読む絵本を借りたり、おすすめの本を予約したりしています。移動図書館は家の近くまで来てくれるのでとても便利。子ども二人を連れてわざわざ(戸塚駅の)図書館まで行こうとは思わないので、ありがたいです」と話してくださった。
 


上のお子さんは3歳で、絵本が大好きなのだそう

 
続いて、戸塚区在住の女性利用者は「毎週ネットで本を予約して、移動図書館で受け取るのが習慣です。地域の図書館は遠いし、本の数も多くない。中央図書館の本を持ってきてくれる移動図書館には助かっています」と話す。
 


「移動図書館も冊数は多くないけど、普通の図書館より便利かも?」とも話してくださった

 
移動図書館を利用している方たちにとって、地域に本が届くこのシステムはなくてはならないものになっているようだ。
 


返却された本はこちらに並べられていく

 
横浜市の図書館は「1区1館」が基本になっており、特に面積の広い区では、決して十分な数・面積の施設が用意されているわけではない。

横浜市教育委員会事務局によれば、「うちのエリアにも移動図書館を巡回してほしい」という要望が寄せられることもあるそうだが、一台で運営している現状では、これ以上行き先を増やすのは難しいという。
 


夏休みの自由研究などでも引く手あまたに?

 
約3000冊の図書は、貸し出した分を随時補充するほか、職員が定期的に入れ替えているため、移動図書館には話題の本も並んでいる。目的の本をここから探す、というよりも、興味がある本との出会いの場になっているようだ。
 


巡回場所は図書館が近くにないエリアが中心(中央図書館HPより)

 
地域の図書館不足に対応しているはまかぜ号は、実は2010(平成22)年からみなとみらいでも活躍中。みなとみらいグランモール公園に隔週金曜日には巡回し、こちらでも多くの人でにぎわっている。
 


グランモール公園「美術の広場」での停車時間は午前11時50分から一時間

 
みなとみらいからほど近い野毛には、100万冊の蔵書を持ち、移動図書館の拠点でもある「横浜市中央図書館」もある。だが、ビジネス街の中心でお昼時に本と触れ合う機会は貴重で、利用者から喜ばれているようだ。
 


確かにオフィス街からはちょっと離れる「中央図書館」

 


引退後のはまかぜ号はいまどこに?

さて、もう一つキニナル投稿があったのが、引退したはまかぜ号の行方について。
役割を終えた移動図書館は、別の地域や国外に譲られて運用されることが多い。はまかぜ号も活躍を続けているのだろうか。

その行方を横浜市に問い合わせると「先代のはまかぜ号がどうなったかは、こちらでは分からないです」との回答。だが取材を続けると、中央図書館サービス課から「引退したはまかぜ号は、山形県高畠町(たかはたまち)に無償譲渡したと聞いています」との情報が得られた。

 
遠く東北の地に!

 
高畠町立図書館に問い合わせると、「確かに横浜市から無償譲渡された移動図書館は、今でも高畠町で活用させていただいています」との回答をいただいた。

実は、高畠町と横浜市は職員の人事交流を行うなど縁がある自治体。そこで横浜市は2009(平成21)年、同町に引退したはまかぜ号を譲渡した。3500冊の本を運べる移動図書館は高畠町に活躍の場を移し、子どもたちに本を届け続けている。
 


車の名前も横浜の雰囲気を残す「はまかぜ号」のままだ(高畠町広報誌より)

 
こちらのはまかぜ号は、現在のはまかぜ号から数えると「先々代」。
横浜での役割を終えても、子どもたちに図書を届ける役割を果たし続けているようだ。



取材を終えて

図書館不足の横浜市を支え続けているはまかぜ号。地域の方々にとってはなくてはならない存在であることにとどまらず、その引退後も場所を変えて本を届け続けている。

移動図書館は、普通の図書館があちこちにあれば必要とされないものかもしれない。だが、はまかぜ号が運んできた本を読むという読書体験は、なんだか味わい深いもののようにも思える。
ちょっと珍しい横浜の移動図書館、これからも大切にしていきたい。


ー終わりー


はまかぜ号巡回場所一覧(中央図書館HP)
http://www.city.yokohama.lg.jp/kyoiku/library/bm/
 

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  • 人口当たりの図書館の数は神奈川県が全国ワースト1ですけどね…その神奈川県の中でも横浜市は低いですけどね…

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