現在、横浜市内各地および藤沢市で相次いでいる強盗傷害および窃盗事件。

2月4日未明、横浜市西区で大学1年の男子学生（19）がバイクに乗った複数の若い男性たちに暴行を受けたあと、約1万円の入った財布を奪われ、翌5日未明には同区で男性会社員（40）が同様の手口で3000円を奪われた。

さらに2日後の7日深夜0時～1時までの間に、同市港南区と磯子区で、52歳と32歳の男性社員が暴行後に、スマートフォン1台や約2万円を奪われ、翌8日未明には藤沢市内で男性会社員（33）も同様に、約2万円の入った財布を奪われた。

そして今回、11日23時10分ごろ、横浜市栄区柏陽（はくよう）の路上にて、男性会社員（46）が、バイクに乗った4～5人の若い男に取り囲まれた。男らは無言で男性の顔面を殴ったあとポケットに入った財布を奪おうとしたが、男性が大声を出したために何も取らずに逃走したという。
　

11日、事件が発生した現場へ

県警によれば、これらの犯行は同一グループによる可能性が高く、現在その関連性を捜査しているとのこと。そこで、このような事件が起きるのはどんなところなのか、まずは現地の様子を確認することに。

現地の様子は

今回、強盗未遂事件が起きたのは、JR根岸線本郷台駅から徒歩7、8分のところに位置する柏陽というところ。周辺には団地が建ち並び、一見普通の住宅街に見える。

ただし、１点気になったところがある。それは夜道を照らす街灯が少ないことだ。
　

電柱はあるものの、街灯はほとんど見当たらない

人通りも少なく、夜になればさらに静寂を増すことが想像できる。
　

人通りも少なく長閑な風景

近所にお住いの方に話を伺ったところ、夜は確かに街灯が少ないため道が暗く、一部は遅くにはあまり歩きたくないところだという。特に川沿いは・・・とのことだ。
　

取材にご協力いただいた、近所にお住いの安藤さん夫婦

また、別の女性の方いわく、公園の近くでは以前、ひったくり事件が何度もあったらしく、身内の方が被害にあったことがあるのだそうだ。
　

昼間は緑が生い茂り、気持ちのよい環境だが・・・

では、仕事で帰りが遅くなった時や、やむを得ない事情で帰宅が遅くなった際にはどうすればいいのだろうか。そこで公益財団法人全国防犯協会連合会に問い合わせたところ、対策として以下3点を挙げてくれた。

• 防犯ベルを持つ
• 人通りが少ないところは避ける
• 地元の交番に相談し、自宅まで送ってもらう

取材を終えて

あたりまえのことだが、自宅近くだとついつい油断をしてしまいがち。
今回、相次いで今回のような事件が起きているが、まずは危険を回避するために、夜道を歩く際には、できるだけ人通りの少ないところや暗いところを避けよう。

また、防犯協会連合会が教えてくれた対策を参考にし、事前に危険を回避するよう心がけよう。
何かあってからでは遅いのだから。


―終わり―