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不動産屋さんで米粉スフレパンケーキ!?横浜中華街のちょっと変わった穴場カフェ

不動産屋さんで米粉スフレパンケーキ!?横浜中華街のちょっと変わった穴場カフェ

ココがキニナル!

横浜元町中華街に生地の味とアイスの味が選べるカフェがあるらしい。噂では不動産屋らしいが、ギャラリーにもなってるらしい。不動産屋さんなの?カフェなの?気になる(水雲さん)

はまれぽ調査結果!

ギャラリーも併設した不動産屋さん兼カフェ。8種類の生地とアイスから選べる米粉スフレパンケーキは、注文してから卵白を泡立てるのでふわっふわもちもち!

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ライター:はまれぽ編集部

横浜中華街に、カフェなのか不動産屋さんなのかギャラリーなのか分からない不思議な場所があるらしい。
カフェとギャラリーはまぁ分かるとして、そこに不動産屋さんが結びつかない。投稿によれば、「生地の味とアイスの味が選べるカフェ」らしいのだが、いったい何のお店なんだろう・・・もしかして、物件探しの合間に美味しいデザートでも出してくれるというのか?
 
 
ということで、キニナル実態を調査!
 
訪れたのは、みなとみらい線「元町・中華街駅」3番出口から徒歩3分ほどの場所にある「CANTIK-MANIS(チャンティックマニス)」。
 

以前取材した、健全な穴場カフェ「エロガッパ」と同じビルにある

 
謎の真相を確かめに行ってみよう。
 


繁華街から少し離れた場所というだけで静けさが漂う

 
店内に入ると、カウンターキッチンの奥に広々とした空間が広がる。南国や和の香りを感じるインテリアがセンス良く配置されており、座席はテーブル席で構成された完全禁煙の全26席。
 


自然光が差し込むガラス張りの店内

 
そしてなぜか店内の壁一面に、レッサーパンダの写真が飾られている。
 


その秘密は後々ご紹介・・・

 
どこをどう見ても不動産屋さんとは思えない。噂の真相を、オーナーの河原由美子(かわはら・ゆみこ)さんにうかがった。

「私がもともと不動産屋さんで働いていたんですが、不動産屋さんって女性一人だとなかなか入りづらいじゃないですか? なので、『女性も入りやすい不動産屋さんをやりたい』と妹に相談して、2017(平成29)年7月にカフェを併設した不動産屋さんをオープンしたんです。今では、カフェの方がメインになっていますけど(笑)」と由美子さん。
聞けばこの場所、20年以上前は「フラッツ」という喫茶店だったのだとか。

店内をよーく見てみると、カフェには似つかわしくない「宅地建物取引業者票」が置かれていた。
 


お部屋探しをお願いしたい方は事前予約を!

 
由美子さんは不動産屋さんの仕事で内見へ行くことも多く、基本的には妹のおめぐさんが接客と調理を一人で行っているという。
「お客様は、お友達の紹介や知り合いの知り合いなどが多く、人と人とが出会い、繋がるカフェです。一番遠くて広島のお客様もいらっしゃいますよ! お店のロゴは繁栄の意味も込めて七宝柄をモチーフに自分でデザインしました」と由美子さん。
 


写真左から、おめぐさん(妹)、由美子さん(姉)

 
おめぐさんはこれまで大手チェーン店のカフェなどで働いており、「これくらいの規模感だったら一人で回せる」くらいの強者。提供する料理はもちろん、店内で販売しているクッキーやパウンドケーキなどもすべて手作り。
片手間でカフェを運営している訳ではなく、姉妹で分業し「不動産屋さん兼カフェ」の夢を叶えたという訳だ。
 


ちなみにお部屋探しをお願いすると、コーヒーか国産紅茶が一杯無料

 
 
 

ふわっふわもっちりの看板商品♪


 
さて、今回のお目当ては投稿にも寄せられた「生地とアイスの味を選べる」メニュー。どうやら、8種類の生地とアイスクリームから好みの味を選ぶスフレパンケーキのことらしい。
 


待って、選べない!

 
ここは無難にピンク色の「さくら」と、桜の葉をイメージして「抹茶」アイスをチョイス。注文して約10分、テーブルに届いたのは・・・!
 


めちゃくちゃ可愛い「さくら」

 
スフレパンケーキは注文が入ってから卵白を泡立てて焼き上げるため、テーブルに到着したスフレパンケーキはふわふわでプルプルとしている。柔らかさともっちりとした食感の両方を楽しめて、口溶けはしっとり。彩りを考えて抹茶のアイスにしたが、味の組み合わせとしても大正解だった。

スフレパンケーキ単体では、そこまで桜を感じなかったが、しっかりと濃い抹茶のアイスと一緒に食べることで、後味に桜の風味を感じる。「さくらラテ(500円)」とセットにすると、心までピンク色に染まったような感覚になった。
 


たっぷりと添えられた生クリームもちょうど良い甘さ


見た目も香りも魅力的な「さくらラテ」

 
チャンティックマニスには一年を通して「桜メニュー」を提供しているそうで、「米粉のさくらパウンドケーキ(220円/税抜き・以下同)」や「米粉のさくら型スフレパンケーキ(980円)」、「米粉のさくらクッキー(130円)」、「桜のペペロンチーノ(960円)」など、とにかく「桜」がいっぱい!
 

 
由美子さんは、「桜は可愛いですし、外国の方も分かるお花です。チャンティックマニスはインドネシア語で、美しい(CANTIK)、可愛い(MANIS)という意味。自然とお店のシンボルフラワーのような存在になりました」と話す。
 


米粉のさくらクッキー(1枚130円)はお土産にも喜ばれそう

 
ほかにも、水仙の形をしたグルテンフリーのクッキー(小麦・乳・卵・保存料不使用のアレルギー対応)も販売しており、これを目当てに来店するお客さんもいるのだとか。農薬や化学肥料不使用の国産紅茶を取り扱っているなど、見た目の可愛らしさだけでなく、味も、素材にも気を遣っていることがうかがえた。
 
 
 

無料のギャラリースペース


 
チャンティックマニスの見所は「不動産屋さん兼カフェ」だけじゃない。
カフェの開業時、インテリアにお金をかけることができなかった由美子さんは、あるアイディアを閃いた。

「以前知り合いの展示会に行った時、会場を借りて展示をするのにとてもお金がかかることに驚きました。そこで、お店も作家さんもお客さんも、みんながウィンウィンになるような仕組みを思い付いたんです」。

なんとチャンティックマニスでは、お店の壁や空いたスペースを作家さんに無料で提供しているのだ。記事冒頭で紹介した壁一面のレッサーパンダの写真は、河原姉妹が無類のレッサーパンダマニアという訳ではなく(笑)、取材時に展示していた「Redpanda Lovers レッサーパンダを愛する人々の写真とイラスト展(展示は既に終了)」だった。
 


由美子さん手作りの和柄アクセサリーも販売

 
「自分たちが夢を叶えた場所で、夢のある人をお手伝いできればいいな、という気持ちで場所をお貸ししていす。お金を取ってしまうと純粋に応援できなくなるので、出来る限り無料で続けていきたいです」と由美子さん。

ただし誰もが展示できるわけではない。お客さんと時間を共有するスペースだからこそ、何度かお店でコミュニケーションをとった上で、由美子さんが「この人なら大丈夫」と思えた作家さんの作品ということが大前提。
 


レッサーパンダ展の主催者さんとも仲良し

 
ほかにも、最初に出てくる飲み物が「お冷」と「白湯」から選べたり、お釣りはすべてピン札だったり、トイレに至っては手を洗うのが申し訳ないくらいに輝いていたりと、「あ、なんだか嬉しいな」と思うツボをついてくる。
 


ずっと手を洗っていたくなるような洗面台


各テーブルには由美子さんが描いたオリジナルの漫画も置いてある

 
河原姉妹の「こうだったらいいな」というお客さん視点が実現した「チャンティックマニス」。利益以上に、本当にお客さんに喜んでほしいという真心が伝わってきた。お好みの「さくら」とともに、不思議な出会いと繋がりを感じてほしい。
 
 
ー終わりー
 
 
CANTIK-MANIS(チャンティックマニス)
住所/横浜市中区山下町98 GSハイム山下町2階
電話/045-264-8396
営業時間/午前11時30分~午後10時(食事L.O 午後9時、飲み物L.O 午後9時30分)
定休日/水曜日(臨時休業あり)
http://cantik-manis.net/

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