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石川町駅ホームのカラフルな壁画はどういう経緯で描かれたの?

ココがキニナル!

石川町駅ホームの壁に描かれている絵ってどんないきさつでああいう風にしようときまったのでしょうか?(jamies900さんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

利用客からの、「元町や中華街へ行くのにどっちに降りたらいいのか分かりにくい」という声を受け、日本デザイナー学院に依頼して制作された。

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ライター:橘 アリー

オレンジと青がグラデーションで溶け合っていく

もともと、日本デザイナー学院では、渋谷駅のシャッターの絵などを描いていた実績があり、それを買われて依頼が来たのだという。

当時、壁画を制作した方にお話しを伺えないか聞いてみたところ、制作者の一人、中村さんをご紹介していただけることになった。
 


壁画を制作した当時の中村さん


―デザインはどのように決まったのでしょうか?

学内でデザイン案の募集があり、案を出した学生の中から良い案を合わせることになりました。8人の学生が関わっています。
 


壁画のデザイン


―制作期間はどのくらいでしょうか?

2001(平成13)年6月から2002(平成14)年2月です。
 


壁画が完成する前のプラットホームの様子
 

壁画が完成した当時のプラットホームの様子


―デザインのコンセプトをお聞かせください

石川町駅が「横浜中華街と元町商店街、2つの街をつなぐ存在」だということをコンセプトにして案を考えました。それぞれの街のイメージカラーを、中華街は「オレンジ」、元町は「青」とし、駅のホームの両端がそれぞれの街の出口だったので、そのオレンジと青がグラデーションで溶け合っていくように表現しました。
 


完成した当時の壁画(中華街のイメージ)
 

完成した当時の壁画(元町のイメージ)


そこに、冒頭にあるような船やスタジアム、西洋館など、それぞれの街の代表的な建物やモニュメントの柄を配置し、さらにその街の出口に向かって楽しそうに歩いていくキャラクターを描き、出口を分かりやすく、利便性も考慮しました。
 


楽しそうに歩くキャラクター
 

オシャレな雰囲気のキャラクター


―制作時の思い出や、苦労話をお聞かせください

実は、あの絵は現地で描いたものではありません。イラストのデータを大型のプリンターで印刷し、耐候性のラミネート加工を施して、シールのように貼りつけてあります。
 


印刷する様子


元町や中華街の柄になる素材を探すために、何度も横浜を訪れました。最初は観光気分でしたが、だんだんと横浜の街に愛着が湧いてきて楽しかったですね。

それから、JR東日本の方に何度もデザイン案のプレゼンテーションをしました。上りと下りのホームを合わせると360mもあるので、それだけでデザインをまとめるのもひと苦労でしたが、デザインの修正ももちろんあったので、それもまた大変でした。締め切りに追われて徹夜で作業をしました。
 


プレゼンテーションの様子


デザインが完成すると、そのチェックのため印刷所に行ったり、現地の工事現場で進行状況をチェックさせてもらったりと、大変でしたが、とてもいい思い出です。
 


工事の様子




取材を終えて

石川町駅の壁画が制作されてから、今年で11年が経つ。
壁画は、これからも、元町や中華街を訪れる人たちの案内役として活躍していくことだろう。
 


壁画の制作者たち


完成した壁画の前で記念撮影をする制作者たちの表情は、屈託なくさわやかだ。


―終わり―

 

この記事どうだった?

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  • 確かに、この壁画ができる前はちょっと寂しい感じでしたね。しかし、キャラクターが斬新すぎてあまり愛着湧きません。もう少しカワイイ、または綺麗なのにしてほしかった…。違和感感じてましたが今はもう何も思わず普通に駅を利用しています。もうところどころ剥げてきてますね。

  • 学生さんの制作だったとは知らなかった。急にいいものに見えてきました。

  • ushinさん、そうか。やっぱり感性はみな違うもんだな(笑) 病的?! そうね、確かに斬新過ぎて評判はイマイチだった記憶だな。 でもああいうのとか岡本太郎のとか好き。 それじゃあ、柳原 良平のは? あっちはほのぼのとしているぞ。 「ほほえみ号」は斬新だった。実は最初は「相鉄!狂ったか!」だったがね(笑) 

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