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女性や小食男子必見? 横浜にデカ盛りならぬ「小盛り」の店があるってホント?

ココがキニナル!

横浜市が小盛りメニュー等の導入などしてるお店を対象とした「食べきり協力店」なる取り組みをしていた。実際にお店に取材をしてほしい(takedaiwaさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

横浜市が、ごみの総排出量削減を目的に展開している新たな試み。飲食店の現場からは、「生活が豊かになる」「食の安全にもつながる」との声も

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ライター:河野 哲弥

食の安全といった、意外な効果にも波及



教えていただいたのは、JR関内駅から徒歩約3分、県立歴史博物館のそばにある「中国家郷菜 虹橋(ちゅうごくかごうさいこうきょう)」というお店。入口をくぐると、店主の出川久恵(いでがわひさえ)さんが待っていてくださった。
 


2007(平成19)年にオープンした、同店外観
 

温和で物静かな印象の、出川さん


店名にある「家郷菜」とは、気軽に楽しめる家庭料理という意味で、上海料理をベースに日本人の味覚に合わせたアレンジを加えているのが特徴。

「食べきり協力店」の取り組みを知ったきっかけは、ある日投かんされていた1枚のチラシだったそうだ。キニナってインターネットで調べてみたところ、以前から取り組んでいた項目もあり、店舗のポリシーとも合致したので、参加をしてみようと考えたらしい。
 


「小盛りメニュー(17時以降のみ)」の例、これらとご飯だけでもOK
 

「持ち帰り希望者への対応」、ケース代は無料
 

掲示板に啓発ポスター確認


ほか、「食べ残しを減らすための呼びかけ」としては、コースの注文時などに、料理の量を説明するようにしているとのこと。特にディナー向けの単品は2から3人前とボリューミーなため、明らかにキャパをオーバーしているようなときには、再考をうながすこともあるという。
 


料理の大きさを比較させてもらった


写真の左は、小盛りメニューの「ジャガイ芋と青菜の炒め(単品525円)」。
真ん中は、ディナーメニューの「ユーリンチー(単品1470円)」。
右は、ランチのセットメニューで提供する「ユーリンチー(スープ、ご飯、小鉢付き850円)」。ご飯はおひつに入っているので、自分で量を調整できる。

その他の工夫としては、ハーブ類など少量しか使わない食材の一部を、植木鉢などで自家栽培しているとのこと。仕入れると、余ってしまう可能性があるからだ。以上5項目、みごとにコンプリート。この取り組みを始めて以降、利用客のほとんどが、食べ残さなくなったそうだ。
 


店内は約40席、シックで落ち着いた雰囲気


改めて出川さんに、市の取り組みについて感想を伺ったところ、「お客様の食材に対する関心が高まったのでは」と話す。つまり、食の安全が確保できていないと、飾り付けの葉物も含めて「食べきる」という訳にはいかないのだろう。

もちろん同店では、すべての食材を地元の青果店から仕入れ、スタッフも「もったいない精神」が通じる日本人を採用。食材ロスが少なくなるといった金銭的なメリットもあるが、食文化を豊かに感じられることの方が、効果としては大きいと話す。
 


浜っ子は、体も心も「3R夢(スリム)プラン」



日本の食物自給率は、カロリーベースで40パーセント程度。神奈川県だけで考えると、わずかに2パーセントという実態だ。その一方で、国内の米の生産量に匹敵する約800万トンもの食品ロスが、毎年廃棄されている。これは、どう考えてもおかしい。

飲食店に頼るだけでなく、家庭でも、何らかの対策はできるだろう。例えば、「特売」という文字に踊らされず、必要な食材だけを買うといった工夫だ。ちりも積もれば山となる。そのちりを少なくしていく努力は、実は市民にかかっている。
 


市の資源循環局3R推進課が作成した、生ごみ減量化のリーフレット


まずは、「買った食材を余らせないこと」から始めよう。本当の「豊かさ」とは、はちきれんばかりの食べ物を冷蔵庫にしまっておくことではなく、知恵と工夫によって得られる充実感にあるのではないだろうか。もしかしたら、ダイエット効果も望めるかもしれない。


―終わり―
 
資源循環局事業系対策部一般廃棄物対策課「食べきり協力店」

中国家郷菜 虹橋
住所/神奈川県横浜市中区太田町5-69
電話/045-227-5595
定休日/日曜日・祝日
営業時間/11:30~15:00、17:00~21:00
 

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  • 「食べ残さない & 捨てない」ための大変良いアイデアである。特に、動物性のものは「お命ちょうだいして、お命いただきます!」なのだから、廃棄してもらいたくない。しかし、どんなに工夫しても「ちょっと残すのが おしゃれでカッコイイ!」と思っているアホどもがいる。幼少時からの家庭環境や「意地汚い」という意味の不理解であろうか?上流・裕福意識のあこがれ・劣等感であろうか??           個人差があるのはわかっているが、自分的には 飯をバッコンバッコン食い倒すヤツの方が、優れた仕事をするように感じる。

  • 自分の場合は数名で食事に行った時に他の人が手を付けられなかった料理を「食べ切り協力人」として食べる取り組みをさせて頂いておりますです。

  • 横浜や川崎の食堂は「量より量」という感じの店が多かったので、食の細い人にはきつかろうと常々感じていました。もちろんそれも店のサービスで否定する気は毛頭ありません。ただこうして選択肢が増えれば新たな客層の開拓にも繋がり、一石何鳥にもなるように思います。逆に量を減らしただけで実質値上げを目論むケースも現れかねませんかね。

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