タンメンの老舗店「一品香」と新進店「カントナ」の2店舗で異なる味わいを堪能!
ココがキニナル!
家系ラーメン特集を見ていたら、タンメン特集があってもいいなと思いました。「一品香」などの正統派、「カントナ」などの新勢力もあり、面白いと思いますが、いかがでしょう?(bjさん、羽後人さんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
1955(昭和30)年創業の「横濱一品香」と、創業は一昨年の8月「カントナ」のタンメンを食べ比べ。タンメンの歴史と新しさ、両店の味を紹介。
ライター:クドー・シュンサク
新進気鋭ながら味は本格的かつ健康志向の「カントナ」
タンメンもう1軒は相鉄線平沼橋にある「カントナ」。 カントナ・・・。
駅から歩いて3分で到着。
派手やね
こんにちは
おじゃまします
あまり中華料理店では類を見ない外観。なんかキニナル店名。お店の中へ入ると、またいろいろなモノがあり、キニナル店名の謎も解けた。
サッカーフィギュア
ユニフォームとその他
そして「カントナ」
イングランドプレミアリーグ、マンチェスター・ユナイテッドの英雄エリック・カントナ。そこから名前をとったのかという話から、店主の方への取材は始まった。
マンチェスター・ユナイテッド愛好家の店主粂田(くめた)さん
エリック・カントナから店名をつけたという粂田さん。自らをサッカーパラノイア(中毒者)と称す。店内の風情、サッカー推し感、粂田さんの風貌、この時点で中華料理店という感覚は起きてこない。それを察してか、粂田さんが口を開く。
「そこらへんのサッカー好きの兄ちゃんがやってる店に思われるんですよ・・・」
そう思っていた。年齢は39歳。20代前半まで古着のバイヤーをやっていたという話も聞いた。しかし始まりはそこからであった。
「アメリカに買い付けに行っていたころ、向こうのチャイナタウンで食べた中華が本当に美味しく感じて、それが楽しみになってしまいまして・・・自分も24歳になって将来を考えた時に、あの美味しかった中華料理を作る料理人になろうと思いまして・・・」と語る粂田さん。
これは・・・
東洋のコンピューター奥寺は後にして・・・
粂田さんは中華の料理人になる決意をし、中華街の名店「萬珍樓」の門をたたき、およそ10年間、本格的な中華の修行をすることに。そして念願の独立を果たし、一昨年の8月に「カントナ」を開店。料理の世界に飛び込んだのは決して早くはないが、最終的には萬珍樓の副料理長にまでのぼりつめたという。
おや
この「コンポタ・タンメン(900円)」をはじめ、独創的な麺料理がメニューに並ぶ。「ここでしか食べられない、それと野菜がたくさん入っていて健康にも本当に良い麺料理を提供する店をどうしても作りたかった」と粂田さん。サッカー好きの適当な兄ちゃんにも見られるが、オリジナリティ、健康で体に良いもの、そして美味しいものを追求するスタンスがカントナのスタイル。
それでは、看板メニューのタンメンを作っていただくことに。
調理開始
先ほどの奥寺についても話す
化学調味料や、そういった類のものは一切使用しないという粂田さん。うまみを出すために発酵調味料や食材の味を引き出す調味料や調理法で、徹底した本格的な味と健康を考慮したメニューを作る。
カントナ看板メニューの「七彩(しちさい)タンメン(850円)」
七色の彩のようなという意味合いで七彩タンメン。実際はトマト・ター菜・モヤシ・ハクサイ・ニンジン・エリンギ・ネギ・オオバ・ニンニクと9種類の野菜が入る。
スープからひとくち
絶妙なとろみで餡がかっているスープはあっさりというよりは、さっぱりとしてコクあり。酒醸(チューニャン)という米が原料の甘みがある発酵調味料とニンニク、それと炒めたトマトがスープに溶けだし、ほかにはない酸味とコクを演出している。
ひとくち飲むともうひとくち、さっぱりとしたスープはとろみとともに、中太の平打ち麺にもよくからむ。
未体験の味ながら、すんなりと受け入れてしまい、食べ進めるうちにクセになる。大満足の味。女性にはとても良いのでは。これもまた、美味い。
夜のみのメニュー「とりしおあえ麺・レッド(800円)」
粂田さんおすすめということでいただいた「とりしおあえ麺・レッド」。あたたかい麺に辛味噌と独自の配合をした発酵調味料で辛さというよりは、香りと甘みを演出。レモンをかけてさっぱりといただく後半戦も良い。非常に、美味いです。
もう1品、特製の「えび焼き餃子(450円)」をいただいたのだが、「しんじょう」のように擦られたエビのコクと香りが絶妙な一品。ビールとどうぞということでいただきましたが、グラスがなんとワールドカップの優勝トロフィーモデル。
じゃーん
このグラスビールはワールドカップ期間のみ、1杯500円でのご提供とのこと。
最後までサッカーでしたが、味はとことん、本格的でした。
ごちそうさまでした
取材を終えて
片や、タンメンの歴史を築いた王道の味。片や、独創的なオリジナルメニューを打ち出す新店。タンメンの振り子を大きく振り切った今回の取材。
タンメンは、味然り、野菜も摂れて体に良いのも魅力でした。それにしても、両店ともとてもやさしく深い味わいで、美味かったです。
―終わり―
店舗情報
横濱一品香 福富町店
住所/横浜市中区福富町仲通1-1
電話/045-261-1636
営業時間/11:00~15:00、17:00~22:00
定休日/1月1日
※本文中の価格は、福富町店のものです。
タンメン・カントナ
住所/横浜市西区平沼1-33-12 くえーるビル 1F
電話/045-314-4337
営業時間/11:30~14:30、18:00~22:00
定休日/日曜
めんたるさん
2015年01月22日 17時57分
一品香のたんめん、川崎のこみやデパートの地下でよく食べました! カウンターだけのいまならイートインっていうんでしょうかね?(笑)
i.no.nanoyoさん
2014年06月21日 11時36分
クドーさんかっちょいー!(^^)!トマトのタンメンは興味わきます!!
でびさん
2014年06月20日 19時16分
一品香のたんめんそそられます。これから会社出るので寄っていこうかと思います。