早期ヘッドライト点灯「おもいやりライト運動」で交通事故を減らせ! 参加者200人が会議で意見交換!
ココがキニナル!
早期点灯で薄暮時の交通事故を防ぐ「おもいやりライト運動」を広めるための「夕方安全創造会議」って何が行われているの?(はまれぽ編集部のキニナル)
はまれぽ調査結果!
名曲の替え歌や横浜ベイブリッジ全体を使った社会運動を提案。約200人の参加者がそれぞれのアイデアを発表した
ライター:はまれぽ編集部
社会から交通安全を変える取り組み
会議では事務局プロデューサーの山名(やまな)清隆さんが司会を務めて、さまざまな立場の人を交えたクロストークを実施。
総合コンサルティング会社・アクセンチュア株式会社の市川博久さん、トヨタ自動車のハイブリッドカー「アクア」の開発にも携わった一般社団法人「Think the Earth」の上田荘一さん、車に関するさまざまな問題について執筆するカーライフ・エッセイストの吉田由美さんという多彩な顔ぶれが並んだ。
(左から)山名さん、吉田さん、上田さん、市川さん
クロストークでは若者が希望を持てる社会づくりを目指した活動をしている市川さんや鶴見川の清掃など環境保全を進める上田さん、文化や社会は車と密接なつながりがあるといった内容の取材も進める吉田さんがそれぞれの立場で持論を展開。
山名さんが「誰かを幸せにしようという思いが社会に新しいリズムを生む。そのために各自の立場で取り組めることを進めていくべき」とまとめた。
さまざまな意見が交わされたクロストーク
その後、参加者全員で、事務局が制定した午後4時に一斉にヘッドライトを点灯させる「い(1)い(1)点灯(10)の日(=11月10日)」に自分ができる交通安全への取り組みは何かをテーマにワークショップが行われた。
グループごとに真剣に議論を重ねる
参加者からは「当日、横浜ベイブリッジを走る人が全員ライトを点けるのはどうか」「日本全国、東から西へ時間を追って灯りを点ける様子を宇宙から撮影して全世界に発信できないか」「ブルー・ライト・ヨコハマのメロディーに乗せ、『薄暮の時間♪おもいやりライトを点けよう♪』という替え歌はできないか」などの意見が出された。
各自がやってみたいことを積極的に発表
ワークショップで出た意見は、すべてその場でイラストに落とし込まれ、全員で認識を共有した。
替え歌から衛星写真、自家発電など多くの意見が出た
最後に、おもいやりライト運動事務局長で、日産自動車R&Dエンジニアリング・マネージメント本部環境・安全技術渉外部の長谷川哲男部長が「日産やトヨタという会社だけでなく、自動車業界全体、ひいては他業界も含めて楽しみながら市民が取り組める交通安全活動ができたらいい」とあいさつして会議を締めくくった。
「社会全体で楽しみながらできる交通安全を」と長谷川事務局長
会議終了後、長谷川事務局長に話を聞くと「昨年の会議は『こういう取り組みをしている』と周知している段階だったが、今年は『どうしたらいいか』を議論できるステージに立ったという気がしていている」と手ごたえを感じた様子。
その上で「日産自動車という企業としても、こういう取り組みを行うことは間違っていないと私自身が感じた」と話してくれた。
個人的にも会社としても手ごたえを感じたという長谷川事務局長
事務局プロデューサーの山名さんは「ヘッドライトを点けるという行為は、(ハンドルからライトレバーを動かすという)指を20cm動かすだけでいい。この活動が全世界に広がってくれれば」と期待を込めた。
「いずれは世界中でおもいやりライトを」と山名さん
取材を終えて
山名さんがいうように「指を20cm動かすだけ」で、防げたかもしれない事故や救えたかもしれない命があったのかもしれない。
突然の輪禍(りんか)で命を奪われた本人はもちろん、遺族の気持ちは察するに余りある。
この活動が根付いてくれればと切に願う。
―終わり―
ペテン師さん
2014年10月10日 06時48分
早期点灯しても、歩行者・自転車運転者・バイク運転車が暗い色の服装をしていてはダメだろう。 なぜ、この国の国民(特に 関東人)は暗い色の服が好きなのか? 「地味な色」=「おしゃれでシックな色」ではないと考える。 夜間に第三京道路の港北~保土ヶ谷の直線区間 等で、シャーシが黒の大型トラックの後ろに 車間距離をとらない 黒ヘル・黒スーツ・黒バイクがいると、その後ろの背の高い大型車の運転手視線からは 色の同化現象でバイクが一瞬消えることを バイク運転者は知っているだろうか? バイク運転者に反射着着用を義務化してもらいたい。 「安全第一」とか言いながら、黒のママチャリが流行っていることもイカレている。 本当に「安全がすべてに優先する」ならば、ファッション・おしゃれは捨て去れ!! 雨の日の夜に 黒自転車で黒雨着・片手傘さし・右側・無灯火運転しているアホがいるが、まさしく クレイジー !!!
ushinさん
2014年10月07日 02時04分
他の方も書いているが、道路交通法の縛りがゆるいからって、せっかくついているライトを点灯させないで走っている自転車って何なの?あれ。決まりに縛られないおれカッコイイ!的な話かと思えば、本来分別がついてしかるべき中年とか老人とかがに多い。注意しても「大きなお世話」とか言えちゃうんだからね・・・まったく近頃の死に損ないはねぇ(笑)昔はダイナモが重いからみたいな言い訳もあったが、今は電池式のLEDとかだったりするのに。さらに無灯火・右側走行とかの合わせ技って、馬鹿ですか?
mirrorさん
2014年10月07日 00時16分
そういう意味で、オートヘッドライトは良く無いですね。見えていないのが見えていない人が運転してても、ライトがついちゃいますからね。ライトがついていないのに気が付かない輩は、ライトがついていたって、見て無いですよ。ライト不点灯という、危ないドライバーを見分ける要素が一つ減ってしまうだけで、安全への寄与はほとんど無いですからね。