惜しまれつつ1月25日に閉館した新高島の商業施設「GENTO YOKOHAMA」、当日の様子をレポート!
ココがキニナル!
109シネマズMM横浜が1月25日に閉館する事が決定しました。跡地は何になる?(thaiさん)/施設ができるまでの経緯や、閉館時の様子もレポートお願いします。(KUMIさん)
はまれぽ調査結果!
閉館当日は閉館を惜しむ来場者もいれば、閉館することを知らない人も。敷地は更地にして横浜市に返却される。今後の利用方法は未定。
ライター:すがた もえ子
そしていよいよ109シネマズの最終上映へ
GENTOの要とも言うべき109シネマズ。クロージンク作品は、閉館前日の1月24日に公開されたばかりの「アニー」。
最終上映はすぐに完売してしまうほどの人気ぶりだったそうだ。
役目を終えたチケットカウンターの電光掲示板
最終上映前の売店の様子
ぎっしりコメントが寄せられていた「さよならボード」
本当にぎっしり!
特に多く見られたのが「10年間ありがとう」という言葉。
ほかの映画館の閉館の際に寄せられるコメントは「寂しい」というものが多いようで、関係者の方も「ありがとう」の多さに驚かれている様子。
『初めてのデートの場所でした、ありがとう』
『学生のころから通っていた映画館です。年間50~100本位はMMで観ていました。閉館がとても寂しいです。10年間ありがとう』
『映画楽しかったです』
『すごく好きな場所でした。ありがとう』
『109いままで長い間ありがとう』
本当に愛されていたことが伝わってくる。
1600を超える作品を上映し、累計1000万人を迎えた劇場も、これが最後
最終上映終了後「109シネマズ MM横浜」の支配人挨拶が
支配人の藤井亮祐氏からは「累計1000万人というお客様と、この映画というものを共有できたという体験は、私たちが今後も映画館を運営していくにあたりまして、大きな糧となりました。またこの映画館に携わった一人一人の人生においても、大変貴重で豊かな経験でございました。誠にありがとうございました」という、この10年を振り返る言葉が。
開館1年目で年間動員が100万人を超える全国でも有数の劇場として成長できたことへの感謝なども語られていた。
クロージングということで入場時にクラッカーが配られたのだが、火災報知器が作動してしまう恐れがあるため施設管理よりストップがかかってしまうという一幕があり、残念ながらクロージングをクラッカーでしめることはできなかったが、会場はたくさんの拍手で包まれていた。
2004(平成16)年11月26日、11スクリーン2210席という規模でオープンした「109シネマズ MM横浜」は、こうして10年の歴史に幕を降ろした。
帰り際、クロージングポスターが手渡されていた
「10年間ありがとうございました!」スタッフの皆さんのお見送りが
支配人を始め、みなさんのお見送り
今後のGENTOの敷地はどうなってしまうのか?
現在 GENTOが建っている敷地は2015年の6月末にはさら地にして横浜市に返却するという。
皆さん名残惜しそうだ
最後を迎えるGENTO
工事中は敷地をフェンスでぐるっと囲ってしまうので、現在新高島駅からみなとみらい方面への近道としても利用されている GENTOとベイサイド迎賓館の間の道も利用できなくなってしまうのだそうだ。
横浜市に確認したところ、GENTO跡地は売却に向けて動いているそうだ。公募をかけるそうだが、売却時期は未定。応募企業の提案内容で次の利用方法が決まるが、みなとみらい地区にマッチしない提案はNGとするそう。
取材を終えて
GENTO YOKOHAMAの最終日、お客さんは名残惜しそうな様子だった。
「これからどこで映画を観よう」と言いながらも、109シネマズの想い出を語るお客さんを見ていると、本当に愛されていた施設なんだなぁという事がわかった。
これほどまでに地域に密着した施設の閉館はもったいないようにも思えるが、契約上のことなのでどうすることもできない。
沢山の笑顔と想い出を与えてくれた GENTO YOKOHAMA。
10年間、本当にありがとうとございました!
―終わり―
owlさん
2015年06月12日 23時59分
せっかくここまで愛されてきた商業施設を壊してしまうのは理にかなっていないと思うし、地元民としても悲しい。横浜市は、これを壊したからには、より良い商業施設をつくるという義務があると思う。決して壊して終わりにはしてほしくない。私たちは愛する場所を失った。そんな地元民のことも考えて、今後より良い、また、地元民が納得できる"MM"にしてほしいと心から強く願う。<みなとみらいのこれからのために>
ウルバヌスさん
2015年05月29日 14時23分
横浜市では高さ300mまでのビルが建設できる最後の区画なので、空間が有効に活用され、ゲントがあった時よりも横浜の魅力や経済活動が高まることを願うばかりです。せっかく長期的な視野でこれまで暫定施設でつないできたので、どこにでもあるような中途半端なビルができたら悲しいです。市は公募しても良い提案がなければ無理に土地を売らなくてよいと思います。ゲント向かいの56-2街区は高さ要件を辛うじて満たしただけで、みなとみらい大通り沿いにはふさわしくない提案だったと思います。みなとみらいには暫定施設が多くありますが、ゲントのような商業施設が期限切れで取り壊しになった例は初なので、今後の暫定施設期限満了後の動向を知る上でも、53~4の公募はどんな提案がなされるのか楽しみです。
生粋のハマさん
2015年02月09日 22時48分
GENTOが建っていた街区は実はMMでも数少ない高さ300mの建物が建設可能なエリア。(現在MMで空いている土地で300mの建物が建設可能なエリアはこの周辺だけ)ランドマークタワーに次ぐMMのシンボルになるような超高層ビルが建設されれば胸熱なんだけどね。