教員免許偽造!?疑惑の副校長、その真偽とは?
ココがキニナル!
横浜サイエンスフロンティア高校で起きた、教員免許偽造事件の詳細を教えてください。
はまれぽ調査結果!
副校長が学歴を詐称し、教員免許を偽造していました。動機は不明の為、真相を解明すべく今後とも追っていきます。
ライター:河野 哲弥
取材を拒否する、横浜サイエンスフロンティア高校
(続き)
同校の生徒によれば、学校側からの説明は、現在夏季休暇ということもあり、休み明けに正式に知らされる予定だと言う。また、川井氏は主に3年生を受け持っており、1・2年生は直接関わったことがないそうだ。残念ながらその日は3年生の姿は見かけることができず、生徒からそれ以上の情報を得ることはできなかった。
取材を試みるも、「結構です」と言って足早に立ち去る職員たち
やがて下校時間が過ぎるにつれ、教職員の方が散見されるようになってきた。
そこで片っ端から声をかけてみたが全く相手にされない。そんな中、写真の拒否を前提に話を聞けた方によると、現在学校側から戒厳令のような指示がなされていて、マスコミには対応できないらしい。
今回の事件は、ある意味学校側も被害者のハズであるが、なぜここまで頑なに取材を拒否するのだろうか。
やはり川井氏の抜擢に、何か後ろめたいところがあるのかもしれない。
そこで、この核心部分を確かめるべく、横浜市の教職員人事部へ行ってみた。
川井氏の異動の裏には、やはり佐藤校長の推薦があった
横浜市の教職員人事部のある、関内駅脇のビル外観
対応してくださったのは、同部教職員人事課の瀧澤課長。
ここで改めて事件を整理しよう。前述のとおり、科学技術の振興を目的として横浜サイエンスフロンティア高校が設立されたのは、2009年のこと。瀧澤課長によれば、県立柏陽高等学校で数々の実績をあげた佐藤氏を校長にすることに対しては、期待も込めた順当な人事だったと言う。そこまでは納得のできるところである。
そして、例の「交流人事」だが、本人やご家族の都合など様々な理由により学校を移りたいような場合、所定の手続きを踏むと認められる場合があるそうだ。今回の副校長の人事に関して聞いてみると、やはり佐藤校長の推薦があったことが判明した。しかし、こうしたケースは珍しいことではなく、しかるべき手順を経た後の今年の4月、正式決定となった。
少し複雑になるが、ここで川井氏は、県立高校に勤める県の職員から、市立高校へ務める市の職員へ変わることになる。問題の偽装書類もこの手続きを行うときに作成されたもの。では、今年の4月の時点でなぜ見逃されていたのだろうか。
この点について質問すると、川井氏に対しては副校長としての就任を認めたものであり、数学教員としてのものではないので、確認の必要性がなかったと話す。また、副校長が実務を執るのはあまり考えられないことだという。
そんな中、教職員免許の更新手続きに伴って、証書などを確認していた際に今回の事実が発覚した。
今後、神奈川県下の全公立高校に対して、教職員免許の調査を調査免許課が率先して実施していくとのことだ。
川井氏が教員免許を偽造した動機は?
今回取材拒否もあって、これ以上のところは調査することができなかった。
しかし、教職員人事課の瀧澤課長の話から、川井氏と佐藤校長の関係性が浮かびあがってきた。
ここで、疑問に残ること。
それは佐藤校長が、川井氏が教員免許を偽造していたことを柏陽高校在任時から知っていたのか?ということだ。
佐藤校長が知っていたかどうかを調べるためにも、川井氏が教員免許を偽装した動機を明らかにする必要がある。
我々は、引き続きこの事件の真相を追っていく所存だ。
もしこれを読んでいる方で、川井氏の柏陽高校以前の経歴をご存じの方はこちらから情報提供して欲しい。
―終わり―
まやさん
2011年10月11日 21時20分
依願退職になっていますが、退職金って支払われたんでしょうか、まさか?ふと気になってこちらの記事を久々に読み返してみました。調査続行とのことでしたが、どうなのでしょう・・。市民として気になります。こんなふざけた状況に税金が使われてたら・・。
acts29さん
2011年08月08日 10時24分
数学を教えるようになったキッカケは何だったのでしょうか。経緯に興味ががあります。