2016年1月に横浜アリーナが閉館するって本当?
ココがキニナル!
2016年1月12日に横浜アリーナが閉館するらしいけど、その真相は? 周辺飲食店への影響は? 地震が起きた場合、帰宅困難者はどうなる?(はまれぽ編集部のキニナル)
はまれぽ調査結果!
開業以来初の大規模修繕のため6月30日まで閉館。周辺飲食店も売り上げへの影響は想定済み。帰宅困難者が発生した際は一切開放しないわけでない
ライター:はまれぽ編集部
周辺への影響は?
2014(平成26)年に横浜アリーナで行われたイベントは93件。ロングランも含めると164日利用され、その集客はおよそ185万人。
一概に比較できないが、単純計算をすると半年で約90万人が最寄りであるJR・横浜市営地下鉄を利用し、飲食店などを利用するとなると、周辺への影響は少なくない。
JR新横浜駅篠原口「オゾン通り」
横浜アリーナから徒歩約5分の「新横浜ラーメン博物館」では「公演によって客層は変わるが、影響は想定している」という。
近くの飲食店の男性店主は「売り上げの何割かはコンサート客という日もあるので、正直、個人店には厳しい」と頭を抱えていた。
周辺飲食店も客の落ち込みを予測していた
一方で「歓迎」の声も。
新横浜駅周辺で勤務する50代男性は「アイドルのコンサートなんかがあると、駅周辺が混んでいて急いでいるときはイライラすることもある。少し落ち着いて仕事ができる」という。また20代女性も「ライブ終わりの興奮した人たちと同じ電車に乗るのが嫌な時はある」と話していた。
新幹線利用でビジネスマンも多い新横浜駅
帰宅困難者の受け入れは?
横浜アリーナはコンサートなどのイベント会場だけでなく、大規模災害時には帰宅困難者を受け入れる施設としても利用される。
2011(平成23)年3月11日に発生した東日本大震災当日は、横浜市内で約2万5300人が帰宅困難に陥ったが、受け入れ可能な公的施設は横浜アリーナとパシフィコ横浜だけだった。
屋外でビニール袋をかぶる人の姿も(2011<平成23>年3月11日撮影)
万が一、改修工事中に大規模災害が発生した場合の受け入れ態勢はどうなっているのか。横浜市危機管理室に聞いた。
新横浜の帰宅困難者は?
横浜市の試算によると、大規模地震が発生した場合の帰宅困難者は約4万7000人とされている。横浜アリーナの寺田課長と危機管理室によると「万が一の場合に、横浜アリーナを一切使わないということではない」という。
現在は危機管理室が工事の日程を確認し、帰宅困難者が発生した時点で受け入れ可能な空間はどこになるかということを調整している。
危機管理室によると「震災の時とは違い、ホテルなど民間施設も帰宅困難者を受け入れる協力体制を取ってくれている」という。
新横浜駅周辺には8ヶ所の受け入れ場所がある
自分が今いる場所を携帯電話やスマートフォンなどで検索できる「一時滞在NAVI(ナビ)」や市内主要駅(横浜駅、関内駅、新横浜駅、上大岡駅、鶴見駅、戸塚駅)周辺の徒歩版「帰宅支援マップ」の活用を呼び掛けている。
新横浜駅周辺の帰宅支援マップ
取材を終えて
地域活性や万が一の災害支援という意味では6ヶ月の休業は長く感じるかもしれない。
しかし、すべては快適なエンターテイメント空間と安全安心な空間を市民のみならず、利用者に提供するための必要な時間だということを理解しつつ、7月以降に「新生横浜アリーナ」で行われるイベントに期待したい。
長く愛される施設のために。願わくば、被災者を受け入れる施設になりませんように
―終わり―
モコ姐さん
2015年05月28日 18時42分
閉館とかいうから、無くなっちゃうのかと思いました。約、半年間のお休みと聞いてホッとしました!いろいろなライブに行って感動をしてきたので~横アリは大切な場所です!!
ホトリコさん
2015年05月28日 12時16分
どこのポジションかは極秘ですが、五年間仕事していた当時から改修工事か最悪建て替えか、そんな話があったので、やっとか、って感じです。ちなみに小田急社員運動会が開催されたり、残念ながら中止になりましたが世界アイススケート大会や、格闘技、世界卓球もやってました。
Katagyoさん
2015年05月28日 08時56分
タイトルが実態に比べてちょっと扇情的じゃないですかね。