横浜家系ラーメン祭2016に出店するのはどんなお店? 前編
ココがキニナル!
横浜家系ラーメン祭2016に出店する、厳選4店「厚木家」「奥津家」「心家」「すずき家 子安店」をご紹介!
ライター:はまれぽ編集部
都内人気店「まこと家」の味を、愛する地元へ。「心家」
東京都品川区にある人気家系ラーメン店、「まこと家」。その人気店の味を引継ぎ、2007(平成19)年にオープンしたのが「心家」だ。
東急東横線「大倉山駅」から三ッ池公園方面へ徒歩20分
「小学生のころからラーメン屋になりたかったんです」と話してくれたのは、「心家」店主の佐藤正憲(さとう・まさのり)さん。佐藤さんの出身は横浜市鶴見区で、「まこと家」で約10年の修行を経たのち、大倉山へ出店した。最初は都内への出店を考えていたそうだが、偶然地元に近いこの地と巡り会ったそうだ。
柔らかな物腰で語る佐藤さん
店名でもある「心」は、佐藤さんが一番好きな言葉だという。「“心”って、字にするとシンプルだけど、とても重くて、大切なものですよね」と佐藤さんが話してくれたが、人の心を想うその気持ちは、ラーメンにも込められている。
取材時、ひとりで来店していた若い女性が「ごちそうさまでした。いつ食べてもこちらのラーメンは、胃もたれしなくて、やさしくて、美味しいですね」と佐藤さんに丁寧な感想を伝えていた。心を込めて作られた1杯は、お客さんも心にもしっかり届くものなのだ。
シンプルだが丁寧に作られたラーメン(600円)
「心家」のラーメンは一見しょうゆが効いたスープに見えるが、非常にアッサリとしていて食べやすい。いわゆる“パンチ”は控えめだがバランスがとても良く、やさしい。佐藤さんの人柄がにじみ出た一杯だ。「まこと家」の味を守りつつも、意識してさっぱりしたスープにしているそう。
「とにかく、一所懸命がんばります。皆さんに満足してもらいたいですから」と、静かに、それでいて真っすぐ話す佐藤さん。心を込めて作られる一杯が楽しみだ。
最高の味はここにある! 「すずき家 子安店」
「“らっち(家)”のおじいちゃんは元気してる?」と、出会って30秒、「すずき家 子安店」の店主、鈴木秀志(すずき・しゅうじ)さんが筆者の緊張をほぐすように、軽快に冗談を繰り出す。
厨房に立つと一転し真剣なまなざしになる鈴木さん
鈴木さんと、後編で紹介する「らっち家」の店主・中村明(なかむら・あきら)さんは互いに職人として認め合い、しのぎを削ってきた仲だ。
京急子安駅から徒歩1分
「すずき家」は2011(平成23)年の創業で、鈴木さんはラーメン歴20年のベテランだ。修行先の有名店では鈴木さん目当てのファンも多く、現在「すずき家」に集まったスタッフも、鈴木さんの職人としての名前を聞いて自然に集まってきたという。
クリーミーかつ濃厚なラーメン(650円)
やや乳白色のスープに、炙ったチャーシューとウズラのタマゴが特徴的なスープは、カシラ、背ガラ、げんこつの生ガラを使った濃厚な「豚骨しょうゆ」。まろやかながらも強いコクがあり、家系ラーメンの新たな一面を見せてくれる。
今回の出店について、鈴木さんは「“家系ってウマい!”と思ってくれる人を増やしたいね。あとはまぁ、“クリーミーで濃厚”なラーメンの最高の味は、俺が一番知ってるから、そこもお楽しみに」と笑った。職人としての自信があるからこその一言だ。
以上が前編でお伝えする4店だ。思い出すだけでも食べたくなる、あれもこれも食べたいと欲張りになってしまう・・・そんな魅力溢れるお店のラーメンが一堂に会するこの機会を、ぜひお楽しみいただきたい。
また、明日7月11日(月)は後編の4店をご紹介。お腹を空かせて読むときはご注意を。
―終わり―
<店舗情報>
厚木家
住所/神奈川県厚木市妻田東2-25-11
電話/046-222-3888
営業時間/11:00~23:00
定休日/日曜日
奥津家
住所/東京都町田市木曽西1-1-21
電話/042-792-0927
営業時間/12:00~22:00
定休日/水曜日
心家
住所/神奈川県横浜市港北区師岡町912-2
電話/045-544-1977
営業時間/11:00~21:00
開催期間/月曜日
すずき家
住所/神奈川県横浜市神奈川区子安通1-5-4
電話/045-453-0612
営業時間/火曜日から土曜日11:00~24:00、日曜日11:00~22:00
開催期間/月曜日
ラーメン大好きケンさんさん
2016年07月15日 10時25分
厚木家さんは、息子さんのお店だったんですね。興味がかなり沸きました。心家さんとすずき家さんは、仲間内でも評判高いです。この3店は是非行かないとですね。
家屋系さん
2016年07月11日 12時13分
心家は美味しいですね。今あちこちに増殖している「クリーミー」な家系ではないです。しょうがとにんにくが置いてあって一番美味しかった頃の川崎家の味に似ていて好きです。