崎陽軒が横浜市消防局とコラボした非常食用のレトルトカレーってなに?
ココがキニナル!
崎陽軒は横浜消防局と共同で非常食としてのレトルトのカレーを出しました。経緯を含めレポートお願いします。(もまさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
防災意識向上などを目的に横浜市消防局、崎陽軒、横浜ウォーカーのコラボで、非常食として活用できる「消防車型ローリングストックBOX」を発売
ライター:大和田 敏子
	崎陽軒の「横濱かりぃ」ってどんなカレー?
	
	ところで、消防車型ローリングストックBOXの中に入っている「横濱かりぃ」とは、どのようなカレーなのだろう。
	
	実は、「横濱かりぃ」は2003(平成15)年から販売している商品。「崎陽軒らしさをどう出すか?」というところに苦心して作られたカレーだという。
	
	単にシウマイが入っているだけでなく、カレーのルーをつくる段階から、崎陽軒のシウマイの原材料である、豚肉、干しホタテ貝柱、タマネギなどを使っているそうだ。シウマイは、一度焼き上げたものを煮込んでいる。
	 
	
	
	崎陽軒らしさは3粒のシウマイだけではない!?(イメージ画像)
	 
	コンスタントに売れてはいるが、「横濱かりぃ」の認知度はいまひとつだそう。けれども、レトルトカレーのランキングや食べ比べ企画で上位にランクされたり、テレビ番組『マツコの知らない世界』で紹介されたりと、知る人ぞ知る美味しいカレーのようだ。
	
	現在、「横濱かりぃ」を提供しているのは、2016(平成28)年11月22日にオープンしたアツアツの崎陽軒のシウマイ全種が一度に食べられる東京駅の「横浜崎陽軒『シウマイBAR(バル)』」、羽田空港、横浜スタジアム、伊勢佐木モール店、横浜日野店の5ヶ所。
	 
	
	
	横浜にもあればいいのに
	 
	少し話はそれるが、「横浜崎陽軒『シウマイBAR(バル)』」はシウマイ全種類を食べ比べながらお酒を楽しめるお店とあって、すごくキニナった。東京駅八重洲地下中央改札を出て右に曲がると3軒目だそう。「横濱かりぃ」も提供している。
	
	閑話休題。実際に、自宅で「横濱かりぃ」をいただいてみた。
	 
	
	
	パッケージには、文明開化の雰囲気が漂うレトロなイラスト
	 
	レシピに沿って約6分間、中袋を熱湯に入れて温めた。一般的なレトルト食品と同じく、中身を容器に移して電子レンジでの温めも可能だ。
	 
	
	
	アツアツのカレー、いただきます!
	 
	じっくり煮込んだスパイシーな本格派カレーといった感じ。干しホタテ貝柱が使われているからだろうか、海鮮系のカレーのような味わいだ。シウマイもカレーによく馴染んでいて味わい深く、1粒ずつ大事に食べたくなる。崎陽軒が、こんなに美味しいカレーを出していたとは驚きだ。
	
	
	
	崎陽軒の過去のコラボは?
	
	崎陽軒では、今までに多くの企業、団体とコラボレーションしている。
	
	そのきっかけとなったのは、崎陽軒と創業年が同じ、高木学園女子高等学校(横浜市港北区)とのコラボ。両者が100周年を迎えた2008(平成20)年を記念して特別弁当を共同開発したという。
	 
	
	崎陽軒初のコラボ
	 
	また、横浜駅に乗り入れる鉄道各社とのコラボは2013(平成25)年から毎年行われており、各鉄道会社の車両を掛け紙にデザインした限定駅弁などを販売している。
	 
	
	
	こちらは、JR東日本横浜支社とのコラボ
	 
	最近では、横浜を舞台にしたアニメ『文豪ストレイドッグス』とコラボしたほか、「秦基博(はた・もとひろ)×横浜ウォーカー×横浜音祭り2016×崎陽軒」の4者コラボを実現。横浜市の文化芸術事業「横浜音祭り2016」のイベントに、横浜育ちのアーティストである秦さんが出演することに合わせた企画だという。
	 
	
	
	秦基博コラボの「ひょうちゃんのすゝめ・PINE CUBE コラボ限定缶」
	 
	「崎陽軒は横浜で創業し、営業を続けてきた会社なので、横浜を盛り上げるためにという考えのもと、コラボレーションに取り組んでいます」と西村さんは崎陽軒の想いを語ってくれた。さらに「横浜の人に愛され続ける商品を提供していくということが使命」とも続けた。
	 
	
	
	横浜に根差す企業として地元愛が強い
	 
	「多くの人に横浜を知っていただくきっかけを作ることができればと思っています。来日した海外の方が横浜を素通りされることも多いと聞きますが、ぜひ海外の方にも横浜を訪ねてもらい、シウマイを食べていただきたいですね」と西村さん。
	
	崎陽軒ならではの商品に加え、さらに面白いコラボレーション誕生にも期待したい。
	
	
	
	取材を終えて
	
	防災意識向上につながる活動が、さまざまな形態で行われることは、とても意義のあることだと思う。筆者自身も、取材を通じて、初めて「ローリングストック法」という食糧備蓄の方法を知り、あらためて災害時の備えについて考えさせられた。
	
	防災について理解しているつもりでいても、身近で災害が起こらないと、つい他人事のように考えがち。災害に遭わないに越したことはないが、予期できないことがその恐ろしさだ。今すぐに災害時の対策を見直してほしいと思う。
	
	
	―終わり―
	 
	
	
	取材協力
	
	株式会社 崎陽軒
	住所/横浜市西区高島2-12-6
	電話/ 045-441-8851(代)
	http://www.kiyoken.com/
	
	横浜市消防局
	http://www.city.yokohama.lg.jp/shobo/
	 
	
	





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たけむらさん
2017年01月29日 12時18分
通常時に食べるには問題ないけど、加熱が必要だったりご飯を別に用意する必要がある点で、災害時の非常食にするには課題が残りそう
かにかまぼこさん
2017年01月19日 19時18分
崎陽軒のカレーを知らない人が案外いる事に驚きました。
突撃さん
2017年01月19日 17時19分
シウマイカレー予想に反して美味しいですよ シウマイはもとよりカレーの部分がコクがあって美味しいですただ美味しくても日常的には食べないですね