八景島シーパラダイスの「普段は聞けない水族館ウラ話」を一挙公開!
ココがキニナル!
シーパラでジンベエザメを飼育し始めた理由は?/八兵衛が天国へ旅立ったが七海ちゃんの今後は?/サメがサバやイワシを食べる?/うみファームはアジを唐揚げするだけ?(だいさん/彩雲さん/黒蕎麦さん/nobさ
はまれぽ調査結果!
ジンベエザメ八兵衛なきあとも七海ちゃんは元気。同じ水槽内にいるサメはイワシやサバを食べていて、うみファームではアジ以外の魚も食べられる
ライター:大和田 敏子
うみファームで魚釣り体験! 釣った魚をすぐに料理して食べられる!
うみファームがオープンしたのは、2013(平成25)年3月8日。もうすぐ2年になる。うみファームのテーマは「海育(うみいく)」。自然の海の生きものを体感し「育てる」「獲る」「食べる」ことを通じて、海の環境を身近に感じ、考えてほしいという意味が込められている。
うみファーム
実際の様子を知るべく、うみファームで魚釣りを体験させていただくことにした。
うみファーム入口でスタッフの方が笑顔で迎えてくれた
うみファーム入場には、アクアリゾーツに入館できるチケットが必要!
橋をわたっていく
海育プログラム(魚釣り・魚とり)は有料
魚釣り・魚とりは共に620円(参加条件は4才以上。ただし9才未満は保護者の付き添いが必要)。魚とりは毎時0分、30分に開始で30分の時間制。魚釣りについて時間制限はないが、食べきれる分だけ獲ることが決まりなので、ほとんどの方が1時間以内の利用だという。
詳しくはプログラムなどで確認を。
現在、釣りのできる魚はアジ、ギンザケ、マダイの3種類
魚の種類と調理法による金額も明示されているので、自分たちが釣る魚の種類を金額と合わせて判断し、選ぶことができる。
オープン1年目はクルマエビやマダコを「期間限定」で行うなど、試行錯誤しながら魚の種類を決めてきたという。投稿にあったアジだけではなく現在は計3種類。アジとマダイを「通年」で、水温が低くないと生きられないギンザケを、期間限定でゴールデンウィークぐらいまで放流。
今後は魚の種類を増やしていって、シーズンごと告知できるようにすることも考えているという。
うみファームについて教えてくれた乙部大河(おとべ・たいが)さん
釣竿を渡してもらい、釣り方など教えていただく
魚の種類ごとにスペースが区切られている
エサのオキアミのつけ方を教えてもらい
釣り糸を垂れると・・・
あっ、ひいてる。あっという間のできごと
すごい、釣れた!
アジとギンザケは1万匹以上入れているので、エサのついた釣り糸を垂れると、誰でも数秒で釣れるそう。・・・別にすごくなかった。
釣れたてのアジ
編集部・山岸も挑戦
釣り上げた!
次はギンザケへ
ぐーんとひかれ、竿がしなる。アジの時とは全く違う手ごたえ
うろこがあるので、すべってつかみにくい
25cmほどの立派なギンザケ
本日の収獲、アジ2匹、ギンザケ2匹
マダイのスペースでは・・・
釣りを楽しむご家族がいた
マダイ釣りには、スタッフが付き添い、ケガがないように配慮しているそうだ。
お子さんが、みごとなマダイを手に!
ハンティングスクエアは、浅瀬で魚とりができるスペース
魚とりは、夏はすごい人気だという。素足で浅瀬に入るので、さすがに取材当日は参加している方はいなかったが、今の季節でも、週末には何組か参加があるとか。・・・ちょっと寒そう。
終了前後はきれいに手を洗う
収獲した魚は、施設内で調理してもらって食べる決まり。うみファーム内に調理施設「からっとキッチン」があるが、取材当日はお休みだったので・・・
向かったのはここ!「海のバーベキュー 焼屋」
2階に「からっとキッチン2」がある
唐揚げや塩焼き以外に「ぎんざけドッグ」「ぜっ鯛カツ」などもある
カウンターで注文。唐揚げにしてもらうことに
ガラスごしに調理している様子を見ることができる
自分が釣った魚が料理される工程を全て見ることができるなんて、なかなかない。子どもたちも興味津々で見ていた。
油で揚げている。完成は間近
できたてをカウンターで受け取る
上がギンザケ(1尾260円)、下がアジ(1尾160円)。写真はいずれも2尾分
初めにギンザケを。身に厚みがあり、脂が乗っていておいしい!
つづいてアジもいただく
サクッとした食感が新鮮なアジの味わいを引き立てて、すごくおいしい!
ついついビールにも手が伸びる。・・・いえいえ、ノンアルコールです。
塩焼きの場合は、下処理してもらったものを自分で焼いて食べることができる。屋内やテラスのテーブルもあるが、屋外にも広いバーベキュースペースがある。
目の前は海。夏には花火を間近に見られる絶好のポジション
気持ちの良い景色の中で、獲りたての魚を自分で焼いて食べるのは、ホントに楽しそう。夏にまた、ぜひ来てみたくなった。
八景島シーパラダイスでは、うみファームがオープンした3月8日を「海育(うみいく)の日」としている。2周年にあたる3月7日(土)8日(日)には「海育(うみいく)の日」のさまざまなイベントが行われるという。これもまた、楽しみだ!
取材を終えて
シーパラの水族館についてのさまざまな疑問を解決するとともに、海の生きものと人との関わりにも、思いをめぐらす取材だった。
実際に泳いでいる魚が獲られ、調理され、自分たちが食べることができるのだと実感する機会はめったにない。うみファームでの体験は、特に子どもにとっては、楽しいだけでなく、貴重な体験になると思う。
魚離れしていると言われる子どもたちだが「ここで、自分で釣った魚を食べてから、子どもが魚を食べられるようになった」という話もよく聞くという。
楽しみながら、その先に自然環境と人間とのつながりを感じさせてくれる、八景島シーパラダイスの新たな魅力に触れることができた。
―終わり―
ホトリコさん
2015年02月28日 17時32分
うみファーム楽しそうですね。最後に行った時には八兵衛の迫力と優雅に泳ぐ姿を時間が経つのも忘れて…後ろの子供に早く譲れ…って親の無言のプレッシャーにすら気がつかず、近いうちに七海を見に行こうと思います。
ikuchanさん
2015年02月28日 13時46分
ちょうど、一昨日 葛西臨海水族館へ行ってきたので、疑問が解けてすっきりしました! 大量に死んだマグロの処理が気になっていました。