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日本屈指の温泉地、箱根で売っている名物まんじゅうを大調査!

ココがキニナル!

箱根湯本の菊川商店の箱根まんじゅうが大好きなのですが、箱根以外でも買えないのでしょうか?そんな事も含めて、箱根まんじゅうの歴史を是非調べてください!(Shokaiさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

1955年ごろから同店で販売されている菊川商店のカステラ焼き箱根まんじゅうは電話注文も可能だが、同店のみでしか購入ができない。

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ライター:すがた もえ子

おまんじゅうを扱っているお店を回る



箱根湯本の駅前には多くのお土産物屋さんが軒を連ねている。おまんじゅうを取り扱っている店舗も多い。

 

温泉まんじゅうの碑があるお店を発見
 

店内はおまんじゅう屋さんとは思えない洋風の雰囲気
 

まずは店頭に自前で「温泉まんじゅうの碑」を建てた、珍しい洋風のおまんじゅう屋さんから。
箱根浪漫亭天狗(はこねろまんてい・てんぐ)は、南足柄に本店があるおまんじゅう屋さんだ。

以前は洋食器を扱うお店が入っていたという店舗の内装を生かして、大正ロマン風にしたのだという。この佇まいと「温泉まんじゅう」の温泉マークのため、外国人観光客が温泉施設だと勘違いしてやってきてしまうこともあるのだとか。

 

おまんじゅうは昔ながらの温泉まんじゅうだ
 

本店は南足柄の最乗寺(さいじょうじ)のそばにある。「温泉まんじゅう」というネーミングなのは、やはり温泉地だから。

続いては「菜の花」の温泉まんじゅう。

 

お店の前では蒸かしたてを購入できる
 

1905(明治38)年創業の「菜の花」が直営店を駅前に出店したのは20年ほど前。「箱根のお月さま」はもちもちした食感が人気だ。

 

ごまあんに黒糖生地・竹炭を重ねた黒い「ご黒うさん」もある
 

「ご黒うさん」は新月にヒントを得て作られた商品だという。栗まんじゅう「月のうさぎ」も人気のようだ。

 

お次は「みつき」の箱根おまんまんじゅう
 

箱根湯本駅より直結した湯悠(ゆうゆう)デッキで徒歩2分という立地にあるお土産物屋さんの「みつき」。こちらもおまんじゅうコーナーで「箱根おまんまんじゅう」が店内で手作りされている。

 

店先には手桶に入った「箱根温泉まんじゅう」もあった 
 

そして、過去に取材させていただいた「湯もち本舗ちもと」。

 

創業1950(昭和25)年の老舗・湯もち本舗ちもと
 

ちもとまんじゅう(写真提供:御菓子司 湯もち本舗 ちもと)
 

こちらは温泉まんじゅうではないが、週末限定販売(販売休止:7〜9月)のちもとまんじゅう。箱根を流れる水を使用しており、オーブンで焼き上げた焼きまんじゅうだ。

 

湯もち(写真提供:御菓子司 湯もち本舗 ちもと)
 

「ちもと」の名物は湯もちのようで、国産白玉粉を使用したお餅の中に本練羊かんを刻み入れた銘菓だ。

 

メーカー製の温泉まんじゅうを扱うお店は多くあった
 

路面店だけではなく、箱根湯本駅の構内に入っているお土産屋さんでも温泉まんじゅうは販売されている。

 

改札を出て目の前にある「箱根の市」
 

おまんじゅう以外でも、さまざまな箱根のお土産物がおかれている。午後9時まで営業しているので、帰り際に買い忘れに気が付いた場合にも大助かりだ。

 

「ことほぎの木」の箱根まんじゅう
 

こちらも箱根まんじゅうだが、メーカーは静岡で製造されたものだった
 

箱根開発の歴史には、福沢諭吉や二宮尊徳(にのみや・たかのり)などが深くかかわっていた。当時の人々に交通の重要性を説き、交通の近代化に尽力。それにより箱根は横浜に駐留していた外国人も多く訪れるようになり、国際的な観光地として発展したのだという。

こうした開発の過程で多くの人が訪れやすくなった温泉地である箱根では、温泉まんじゅうが名物として生み出された。もしかすると、箱根でつくられている温泉まんじゅうはほかの地域から伝わってきた可能性もあるかもしれない。福沢諭吉は、明治初頭ごろから箱根七湯の塔ノ沢に定宿を持ち通っていたという記録も残されている。



取材を終えて



箱根で売っているおまんじゅうはさまざまな種類があり、お店ごとに特色の違うものを楽しむことができる。試食や食べ歩きができるお店もあるので、観光がてら自分好みの箱根まんじゅうを探してみるのも楽しいと思う。

菊川商店のおまんじゅうや箱根で販売しているおまんじゅうなど、好きなおまんじゅうがあれば感想を寄せていただければ嬉しいです。


—終わり—


取材協力
店名/菊川商店
住所/足柄下郡箱根町湯本706-17
電話/0460-85-5036
営業時間/平日8:00〜18:00・土・日曜日8:00〜19:00
定休日/木曜日

店名/丸嶋本店
住所足柄下郡箱根町湯本706
電話/0460-85-5031
営業時間/8:30〜17:30(夏期は18:30)
定休日/なし
http://www.marushima-honten.com

店名/湯もち本舗 ちもと
住所/足柄下郡箱根町湯本690
電話/0460-85-5632
営業時間/9:00〜17:00 ※大晦日の営業時間9:00〜16:00 定休日/不定休(年10日程)
http://yumochi.com/

店名/箱根浪漫亭天狗 湯本店
住所/足柄下郡箱根町湯本690
電話/0460-83-8571
営業時間/10:00〜17:00
定休日/水曜日・木曜日
http://www.hakone-romantei.jp/

店名/みつき
住所/足柄下郡箱根町湯本701
電話/0460-85-5238
営業時間9:00〜18:00
定休日火曜日

店名/まんじゅう屋菜の花
住所/足柄下郡箱根町湯本705
電話/0460-85-7737
営業時間/[月〜金]8:30〜17:30・[土・日・祝]8:30〜18:00
http://www.nanohana.co.jp/
休日/不定休

店名/箱根の市
住所/足柄下郡箱根町湯本707 箱根湯本駅構内
電話番号/0460-85-7428
定休日/なし
http://www.hakone-tozan.co.jp/goods/souvenir_1.html


参考資料
「破天荒力──箱根に命を吹き込んだ「奇妙人」たち」松沢 成文/2007年/講談社
 
 

この記事どうだった?

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  • いろんな店舗にめぐって味わってみたいなぁ

  • 採用、ありがとうございます!箱根に行きたくなりました!菊川商店の箱根まんじゅうは、家族全員が大好きで、誰かが箱根に行くと、必ず買ってきてと言われている思い出の品です。大学生の頃に日帰りで友人達と箱根に行った時に、お土産で10個入り買って帰って、親に渡したら、自分が着替えているうちに全て食べられてしまったなんて事もありました。その時にもっと量が入っているのを買ってこなかったあんたが悪いって、悔しい思いをしました。それからと言う物の、買うのならば、もっと個数が多い箱を買っていますね。普通の温泉まんじゅうとは違って洋的な品があって、箱根のセンスの良さを象徴するお土産ですよ! 他のおまんじゅうも美味しそうなので、甘いものが好きな自分としては、楽しく読まさせていただきました!

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