ギリシャの雰囲気漂う街。はま旅Vol.29「大倉山編」
ココがキニナル!
横浜市内全駅全下車の「はま旅」第29回はギリシャの雰囲気が漂う街、大倉山駅。さぁ、今回はちょっとリッチにヨーロッパの街並みへプチトリップ。
ライター:山口 愛愛
少し歩けば表情を変える街並みも魅力!
お昼を過ぎてから食べてばかりなので少し歩こう。
通りがかりの人に名所を聞いてみると、「獅子ヶ谷にお屋敷があるよ」と情報をいただいた。
レモンロードを進み、環状2号線へ出て、約20分坂を上る。
師岡町の交差点を右折すると、田畑が点在する。駅前とは違い、のどかな道だ
「横浜市の農村生活館 みその公園横溝屋敷」に到着。江戸時代の農村風景を残す文化遺産で、1989年から一般開放しているそう。2階の展示室には2,000点を越す民族資料が展示されている。
長屋門をくぐると、獅子ヶ谷の山の懐に立派な主屋が構えるのが見える
蚕小屋の前にはススキと柿が秋の景色を織り成していた。これぞ、日本の秋
記者が、ものほしげな顔で柿を眺めていたらしく、庭の管理を手伝っているという男性が「食べていいですよ」と声を掛けてくれた。うーん、地元産のフルーツをいただけて幸せ。
水道で洗ってさっそくガブリ!完熟のちょっと手前で甘~い!
さて、駅へ戻ろう。坂道を下っていると夜も更けてきた・・・。
駅のすぐ近くに「GLORY」というバーを見つけ、中に潜入。
こちらは、カクテルコンクールで全国大会優勝を果たしたこともある、横浜のバーテンダー界の重鎮、宮内誠さんがオーナーを務めるバー。
突然伺ったのでオーナーはご不在だったが、バーテンダーの久野さんが対応してくれた。
アイリッシュウィスキーがベースのホットカクテル、アイリッシュコーヒー(1,100円)をオーダー。
夜もヨーロッパ気分を味わえる!
専用のランプでウィスキーを温めると、魔法をかけたかのようにグラスから青い炎が。
幻想的な雰囲気にうっとり。コーヒーを注ぎ、ホイップを浮かべ出来上がり。
横アイルランドの空港で出したのが発祥だというカクテル。手さばきも見事
大人の階段をまたひとつ上り、黄昏てみました・・・
M&Mという、バーボンウィスキーをベースとした宮内さんオリジナルのカクテルや、マティーニも注文。
フードは赤ワインを使って煮込んだビーフシチュー(バケット付き1,300円)に。
ごろっとしたお肉にスープが染み込み、豊かなコクがカクテルをすすませます。
「しっかりとした食事もできますよ。ナポリタンもおすすめです」と久野さん
バーというと敷居が高いかのように思われがちだが、第1、3土曜日は15:00~カクテル作り体験レッスン(3杯作って試飲でき2,800円)もあり、カウンターの中でシェーカーを振ることもできるのだとか。
こうした地元に密着した試みが店とお客さんをつないでいたのだった。
今宵はほろ酔いで大満足!
旅を終えて
街の人たちや店舗が、大倉山の活性化やブランド化に努めていて、オリジナリティがあり、ヨーロッパのテーマパークをまわるような感覚で楽しめた。コンセプトを持った駅が増えれば、ベイエリアの観光だけにとどまらず、横浜を広いエリアで楽しんでもらえるのではないかと感じた旅だった。
■今回のはま旅「大倉山」周辺
・「大倉山記念館」 横浜市港北区大倉山2-10-1
・「横溝屋敷」 横浜市鶴見区獅子ケ谷3-10-2
・「Jigsaw VintageCo,」横浜市港北区大曽根1-1-6
・「Costa del Sol」 横浜市港北区大倉山3-1-19
・「Pion」 横浜市港北区大倉山3-2-2
・「GLORY」 横浜市港北区太尾町389キャッスル美研1F
―終わり―
ootaharaさん
2013年03月01日 14時40分
記者さんがナイスバディ。
いま・おかさん
2011年10月15日 17時16分
「リッチにヨーロッパの街並みへプチトリップ」には無理があるなあ!衰退の一途を辿る大倉山の再生を考えてる最中ですから・・。この記事を元に大倉山に来たらがっかりすると思うけれど・・・。横溝屋敷は付けたしという感じ、坂道を歩くと結構遠い。魅力的な記事にするならもう少し大倉山の歴史や季節感を入れた方がいいのではないでしょうか。老婆心ながら、コメントしました。