検索ボタン

検索

横浜のキニナル情報が見つかる! はまれぽ.com

  • 奥湯河原で過ごす特別な週末
  • 3連休がいっぱい。横浜〜みなとみらいへ行こう。
  • 魅惑の桜木町・関内 〜もっと知りたい! 占いからグルメまで〜
  • 横浜元町におでかけしよう! 〜異国情緒あふれるエキゾチックな街〜

ココがキニナル!

ホテルニューグランドのバー「シーガーディアンⅡ(ツウ)」。チーフバーテンダーの太田圭介さんと、バー初心者の筆者が毎週1杯のカクテルをとおして、「バー」という場所のたしなみ方を考えます

  • LINE
  • はてな

2017年08月03日

ライター:はまれぽ編集部

 

今夜のカクテル:ヨコハマ
 

ウオッカ、ジン、アブサンとベースになるお酒を3つ使うカクテル。オレンジジュースとグレナデン(ザクロのシロップ)を加えて、まるで夕焼けのような赤色が特徴。シティカクテルという、日本でも数少ない都市名がついたカクテルのひとつだ。

「甘くてフルーティーなので飲みやすいですね。もしヨコハマが気に入ったら、ぜひほかのバーでも頼んでみてください。きっとここのが一番おいしいですよ」と笑った「シーガーディアンⅡ」のチーフバーテンダー太田圭介(おおた・けいすけ)さん。それはハッタリではなさそうだ。



カクテル「ヨコハマ」がたどった航路

港町・横浜とともに歩んだホテルニューグランド。そのバー「シーガーディアンⅡ」で真っ赤なヨコハマを傾けるなんて、ちょっとロマンチックにもほどがあると思いませんか。憧れちゃうな。

 

夕陽に乾杯、しちゃったり?
 

「ぼくはね、世界で一番ヨコハマを作っているバーテンダーだと思いますよ(笑)」と太田さん。・・・うんうん、そうでしょうね! 

ヨコハマは、バーテンダーのバイブルともいわれる『サヴォイ・カクテルブック』に掲載されている、世界のスタンダードカクテルのひとつ。
しかし太田さんによると、ヨコハマの成り立ちについて分かっているのは、外国客船の中のバーで生まれたということと、昭和初期には登場していた、ということだけ。謎の多いカクテルなのだ。

われらが横浜の名前を冠したカクテルについて、もっと知りたい・・・。
そう思ったのは筆者だけではなかった。



柳原良平先生と「シーガーディアンⅡ」

柳原良平(やなぎはら・りょうへい)という人物をご存知だろうか。
もし知らないという人がいたとしても、このおじさんを見たことがない人はいないと思う。

 

サントリー「トリス」のキャラクター、「アンクルトリス」の生みの親だ(協力:(株)美術著作権センター)
 

故・柳原良平先生は「アンクルトリス」など数々の作品を手掛けた日本の著名なイラストレーター。そして、「シーガーディアンⅡ」の常連客でもあった。
「先生にはしょっちゅういらしていただいてました。『シーガーディアンⅡ』へもそうですが、お仕事の打ち合わせをうちのラウンジでやっていただいたりとか」と太田さん。

 

1983(昭和58)年に発行された雑誌。まだ「シーガーディアン」だったころ
 

柳原先生が描いた太田さんの似顔絵と、著書へのサイン!!
 

柳原先生は、無類の船好きとしても知られる。船好きが高じて、港に近い横浜へ引っ越したほど。ホテルニューグランドの近所に住んでいた。
船の中で生まれ、横浜の名を冠したカクテル、ヨコハマにも多大な興味を寄せていたんだとか。太田さんとヨコハマの成り立ちについて、推測を交わすこともあったそうだ。
二人の推測はなんともロマンチックだった。

「ヨコハマのレシピをひもとくと、ちょっと違和感があるんです。当時のカクテルでは、ベースとなるお酒はジンならジンだけ、ウオッカならウオッカだけ、がセオリー。それがヨコハマにはベースのお酒が3つも入っている・・・。きっと素人の作品ですね」

 

太田さんがそう言うなら、間違いなくそうなのでしょう
 

ヨコハマは船の中で生まれたカクテルだ。そしておそらく素人が作ったもの。
船で世界各地を回っていたその旅人は、道中、戯れに世界中のお酒を使ってカクテルでも作ってみようかという気になった。
そして、その船は目的地である横浜にたどり着き、港で真っ赤な夕焼けを見た。
グレナデンシロップでその赤色を真似て、「ヨコハマ」と名付けた・・・。

 

太田さん「そんな話で先生と盛り上がりましたよ」。筆者「素敵すぎませんか?」
 



ストーリーでカクテルを楽しむ

ベースのお酒がたくさん入っているわりに、アルコールを強く感じることはなく、思ったよりもずっと飲みやすいんですね。ヨコハマのストーリーを思って飲むと、さらに味わい深く感じます。

「ヨコハマは詳しいことは不明ですけど、カクテルってね、そのひとつひとつに背景があるんですよ。何で作られたのかとかね」

「カクテルにまつわるストーリーを知って楽しむっていうのも、カクテルへの入り口のひとつですよ。味わいも変わってきますしね。ぼくもそうだったかな」

柳原先生と太田さんが紡いだヨコハマ誕生に関する推測は、味だけではなく、また違った楽しみ方を教えてくれた。いつか誰かを連れてきたとき、サラリと話せたらかっこいいかも。

気に入ったカクテルが見つかったら、その隠されたストーリーをバーテンダーに聞いてみようっと。


次回は~「マルガリータ」とカクテルの雑学~をお届けします。


―終わり―
 

この記事どうだった?

  • LINE
  • はてな
コメントする

おすすめ記事

今夜、ハマのバーにて vol.1 「マティーニ」と初心者

安い旨いの理由はフレンチ出身のシェフにあり!豪快かつ繊細な料理に目と舌に喜びを「横浜ビストロZIP」

  • PR

今夜、ハマのバーにて vol.2 「ジントニック」とイロハ

価格、ボリューム、格式ばらない雰囲気・・・ 日本料理の“常識”を覆す名店「別亭空海」

  • PR

今夜、ハマのバーにて vol.3 「ダイキリ」と太田圭介さん

横浜中華街で横浜のソウルフード「ブタまん」を提供する創業明治27年の老舗・ブタまんの「江戸清」

  • PR

【編集部厳選】オトナの街・本牧の昼の顔!

本場・大阪の味を横浜で! 料理のプロもうならせる、お好み焼き&近江牛「粉もの元次」

  • PR

新着記事

らぁ麺ランナーズ! 藤沢の「鴇(TOKI)」店主、第四走者・横山巧

    • 面白かった32
    • 面白くなかった1
    • コメント1
  • 2018年09月22日

【編集部厳選】昨日のアド街ック天国は「横浜」! はまれぽも横浜発祥の文化をご紹介!

    • 面白かった22
    • 面白くなかった0
    • コメント0
  • 2018年09月23日
花火大会特集2018:横浜・神奈川県内の花火大会情報
中華街/路地裏グルメ特集
イベントカレンダー
3連休がいっぱい。横浜〜みなとみらいへ行こう。
魅惑の桜木町・関内 〜もっと知りたい! 占いからグルメまで〜
横浜元町におでかけしよう! 〜異国情緒あふれるエキゾチックな街〜

はまれぽ編集部のイチオシ

その味を知ったら絶対宮崎県に行きたくなる!曙町の名店「みやざき地頭鶏 てげてげ」

  • PR

穏やかな語り口の中にある熱い思い!「子どものいない夫婦における遺言書作成の大切さ」を説く!

  • PR

世界中から大注目! ここでしか買えない革製品が大人気の「レザー ファクトリー ロベル」

  • PR

受験対策はテスト対策にあらず。点数より、知ることへの興味を伸ばす「啓進塾 金沢文庫校」

  • PR

過酷で繊細な作業で産業廃棄物を大幅削減してリサイクル。環境問題の解決へ力を尽くす「ホマレファースト」

  • PR

不器用でも完璧に作れるの!? 指輪が手作りできる「ジュエリースミス」で結婚指輪作りに挑戦

  • PR

さまざまなスポーツができる子どもを育てるにはテニスが最適!? 習い事におすすめのテニススクール

  • PR

居酒屋感覚で気軽に入れるおそば屋さん。バラエティに富んだ料理すべてを楽しめる昼呑みは特にオススメ!

  • PR

1929年創設の歴史に裏打ちされた確かな実績。横浜で本物を学ぶ浅野の建築「浅野工学専門学校」

  • PR

糖尿病を始めさまざまな疾病に対して豊富な知識と経験から最適な治療を見出す「陽和クリニック」

  • PR

みんなのキニナル投稿募集中!!

はまれぽ編集部が
キニナルことを調査してお答えします!!

  • 着々と準備が進んでいる相鉄の都心直通プロジェクト、「京王ライナー」や「S-TRAIN」のような座席指...

  • LAやマンハッタンで大人気のウマミバーガー。日本での2号店が横浜の、それも最大競合のシェイクシャック...

  • 横浜市と川崎市の市境を挟んで整然と区画された二つの町があります。平安町(横浜)と京町(川崎)。両町の...

あなたはどう思う?

横浜で紅葉を感じるならどこ?

最近のコメント