伊勢佐木町のスポーツ用品店「アメリカ屋」は一般の人も買物ができるのか?
ココがキニナル!
伊勢佐木町にあるアメリカヤさんというスポーツ用品店が気になります。商品が無造作に置かれていて、売ってくれるのかくれないのか素人には判断がつきません。ぜひ調査をお願いします(svetaさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
無造作な陳列法の理由は「忙しすぎて商品を並べる暇がない」から!ボクシング用品が中心だが、バットなど一般の方も気軽に購入できる商品も揃う。
ライター:沢村 友美
毎日がてんやわんや
ところで、やはり気になるのは件(くだん)のオリジナリティ溢れる店内ディスプレイのこと。
商品が分別され並んでいる訳ではなく、お客さんが自由に店内を見て回ることは難しそうだ。
商品そのものよりも箱のほうが目立つ気が…
投稿者の疑問をそのままぶつけてみた。
―一般の消費者も商品を購入できますよね?
もちろん。ボールやバットも置いています。なわとびを買って行かれる小学生のお母さんもいらっしゃいますよ。
種類は限られるが、一般的なスポーツ用品も置かれている
「パンクしない」というボール。1個230円
―なぜこのような陳列法に?
夫婦だけでやっているので、完全にキャパオーバーで(苦笑)。最近はネット経由の注文が増え、また入荷したらすぐ出荷という商品も多くて、それならいっそのこと段ボールに入れたままのほうがキレイに保てるかと…。
店と家庭との両立も大変らしく「並べているヒマがない」というのがどうやら実情のよう。
ただそれも裏を返せば「並べる前に売れていく」ほど繁盛している証拠ではないか。
メーカーへの発注や仕入れ、顧客への問い合わせ対応、梱包・発送、送金確認など、二人だけで全てを行わなくてはならず、確かに忙しそうだ。
―何がどこにあるのか分からなくなりませんか?
だいたいの場所は把握しているから大丈夫!だけど以前、お客様がどうしても欲しいと言われるグローブが片方しかなくて、みんなで必死に店内を探し回って見つけたこともありました(笑)
2、3階部分は倉庫で、ここにも大量の商品が
こう見えても宝の山
そんなエピソードを聞くと、山積みの箱の下には何だかスゴイお宝が眠っているのではないかという気さえしてきた。
「いつもはもう少しマシなんだけど」と、ご夫妻はしきりに恐縮していたが、慣れてくるとこの空間は、気取らず返って居心地がいい。中には1,2時間くらいおしゃべりして帰るお客さんがいるというのも、何だかうなずける。
元世界王者のサイン入りグッズや写真(非売品)が置かれ、ボクシング好きならきっと「おぉっ!」と思うような発見やお宝がいっぱいあるのだろう。
元・WBA世界フライ級王者・坂田健史さんのサイン入りグローブ
最後に今後の抱負をうかがった。
「『こういうものを作って欲しい』というお客様のリクエストになるべく近い商品を提供できたらいいなと思います。限られた予算内で気に入った商品を作れるよう、私達がサポートできたらうれしいです」
取材を終えて
雑然としていることで誤解を生んでいるようだが、物理的に入りにくいだけで(笑)心理的には親しみやすい店だと感じた。
最後の抱負などを聞くとむしろ、一般消費者の味方になってくれる頼りがいのある存在に思える。
顧客ニーズを最優先してきた結果があの状態なので、お客さん側もどうか「無造作」に店と向き合って欲しいと願う。
―終わり―
◆アメリカ屋スポーツ
住所:横浜市中区伊勢佐木町6丁目136
電話番号:045-261-3073
営業時間:11〜18時半
定休日:毎週水曜日
http://www.rakuten.co.jp/boxing/
sasadonさん
2014年06月19日 16時31分
ウイングでなくウイニングですね