検索ボタン

検索

横浜のキニナル情報が見つかる! はまれぽ.com

【海NEWS 2014】日本一規制が厳しい? 逗子海水浴場の海の家、利用者、市の意見は?

ココがキニナル!

今シーズンからビーチでの飲酒や音楽、タトゥー・刺青が全面禁止された逗子海水浴場。利用者の意見は? 海の家の経営者はどう思っている? 市の対策は?(はまれぽ編集部のキニナル)

はまれぽ調査結果!

利用者の意見は年代によってさまざまだが、海の家の経営者は客数激減で悲鳴。市は「一度リセットした状態からあり方を検討していく」との回答

  • LINE
  • はてな

ライター:はまれぽ編集部

客数75%、売上80%ダウン?



では実際、海の家を経営する人や利用客は「リセット」した逗子海水浴場をどのように感じているのだろうか。
 


ビーチへ向かう道にも禁止事項を告げる看板

 
お話を伺ったのは、逗子海岸営業協同組合代表理事の原淳(あつし)さん。原さんが営む海の家「Field&Sea(フィールド アンド シー)」では、客足は去年の2割以下といい、予定していたスタッフの数も大幅に削減したという。

事実、逗子市がまとめている海水浴場の利用客は、海開きをした6月27日から7月21日までで約2万6000人(速報値、前年同期比は約7万4000人減)と大きく落ち込んでいる。

原さんは「家族連れ、特に子どもが安心して楽しめるというのは当然大事だが、規制が厳しくなりすぎて客足が遠のくことが心配。あらゆる世代が楽しめるビーチを目指して市と話し合いを続けたい」としている。
 


「あらゆる年代が楽しめるビーチに」と原さん

 


利用客の反応はさまざま



一方で、利用客の声はさまざまだ。

毎年、逗子海水浴場を訪れていて、今夏初めて訪れたという30代男性と20代女性のカップルは「テレビで見て規制は知っていたけど、ここまでひどいとは思わなかった。タトゥーは理解できるが、ビーチでお酒も飲めない、音楽もないではつまらない。もう来ない」と厳しい意見。
 


ビーチの入口にも大きく禁止事項が

 
ただ、ビーチから徒歩5分ほどのところに住み、子どもがいる30代男性によると「静かになったというか、品が良くなったというか。昔の逗子に戻った感じ」という。
子どもが友達同士ということで、グループで来ていた母親も「ビーチだけでなく、駅や周辺商店街もおとなしくなった。安心して子どもを連れて来ることができる」と条例に肯定的だった。
 


たしかに、家族連れが目立つビーチ

 
また、逗子海水浴場から10kmも離れていない江の島海岸(藤沢市)では、海の家から音楽がかかり、ビーチでの飲酒も可能だ。江の島海岸でお酒を飲みながら海を楽しんでいた女性同士のグループは、「海の家から音楽がなかったり、お酒がないというのは寂しい気がする」と話していた。

市担当課も「海水浴客の誘致による経済活性と同時に、地域住民や飲酒の影響による事故や救急搬送など、利用者の安全・安心も守るというアクセルとブレーキを同時に踏まなければならないもどかしさもある」と話している。

その上で「昨年までのあり方が逗子として正しい姿なのか、日本一厳しいという今の方がいいのか引き続き検討していきたい」と話す。



取材を終えて



家族の目線から見れば安心なビーチも、夏ならではの海を楽しみたい人たちからみれば物足りなさを感じるかもしれない。
「リセット」した逗子海水浴場がどのような姿になっていくのか、注視したい。


―終わり―
 

この記事どうだった?

  • LINE
  • はてな
コメントする
  • 規制が厳しくなったのであえて今夏逗子海岸にいってきました。家族連れには良い環境と思われますが、実際は海の家の従業員が刺青をこれ見よがしに見せていたし、客の中にもたくさんいました。確かに飲酒、喫煙制限は厳しすぎるかもしれませんが、大音量の音楽や刺青規制は大賛成です。大音量の音楽がなかったので、海の音など幼少の頃に来ていた雰囲気を味あえて良かった気がします。

  • 規制が厳しいという特徴を売りにすればいいのにね。全部が全部賑やかなビーチである必要はない。音楽のないビーチもいいものです。波の音が聞こえるし。ただ、事業者にはある程度配慮してあげるべき(損失を補てんするとか。期限は必要だけど)。行政は規制するだけで、観光地を盛り上げるセンスに欠ける。事業者とは協力して盛り上げるべき。あと地元とも。

  • お酒を飲んで迷惑をかけた人たちの責任だから当然の結果。売り上げが減るだの、客足が減るだのは一時的。安心、安全とわかれば家族づれや迷惑を嫌う客が増えるので、少しの辛抱です。お酒、タトゥーは禁止で結構。ただ、音楽は少しなら許容範囲かなと思いますがね。

もっと見る

おすすめ記事

鳩サブレー海岸?豊島屋がネーミングライツを取得した海水場?

誰もが必ず経験する相続問題。相談するなら、真摯に依頼者と向き合う「本牧司法書士行政書士事務所」

  • PR

食べ物を狙う江の島の強敵・トンビはどれくらい怖い!?

フカヒレ姿煮がのった豪華メニューも1人2400円で食べ放題! いま中華街で話題沸騰の「中国飯店」

  • PR

横浜港のシンボル「横浜ベイブリッジ」沖で遺骨を撒く「海洋散骨式」に密着レポート!

横須賀の米軍施設を影で支える企業があった!? 日本の安全をメンテナンスする「ニッカイ」

  • PR

日曜早朝のみ運行、東急バスの激レア路線「日52」系統とは?

「仕事」と「プライベート」どっちも充実させたい方、必見!社員寮完備の「みちのく建設」で快適に働こう!

  • PR

こんな記事も読まれてます

開創145年の歴史を持つ「野毛のお不動さん」こと、成田山横浜別院に完成した新本堂の内部と法要の様子をレポート!

みなとみらいの公共物がボロボロ!? 深刻なスケボー被害、横浜市の対応は?

肩凝りが治る!?高周波バス停の由来は?

ちょっとマニアックな横浜クイズ vol.15

野毛で篭城している不動産屋さん!?再開発地区にポツンと一軒建っている理由

横浜市内でも雪! 今後の天気はどうなる!?

【編集部厳選!】夏休み、「幻の駅」を巡る旅!

横浜港のシンボル「横浜ベイブリッジ」沖で遺骨を撒く「海洋散骨式」に密着レポート!

新着記事