みなとみらいをメルセデス・ベンツの「連節バス」が走る「バス利用感謝デー2014」をレポート!
ココがキニナル!
なぜ横浜市内では連節バスが走っていないの?「あかいくつ」などもこちらの方が良い様な気がする(soraさん)/赤レンガ付近で連節バスが試験運行するそうですが、本格運行を見据えたもの?(nobbysさん)
はまれぽ調査結果!
今回はPRを目的としたもので、一般運行は道路環境や設備の問題をクリアした「近い将来」を目指す。「あかいくつ」のような周遊を目的としていない
ライター:クドー・シュンサク
連節バス、横浜では近い将来に運行か
みなさん、連節バスをパシャリパシャリです。めずらしさと、車体のかっこよさはパシャリしたくなるのでしょう。それにしても連節バスは穏やかに運行。
快適な周遊
車内で行われている解説アナウンスによると、前輪と後輪、そして真ん中にあるタイヤのうち、真ん中と後輪が大きく弧を描くつくりになっており、前輪との内輪差や、最小回転半径(約10メートル)は一般の大型バスと同じなんだそう。つまり、普通の大型バスが運行できる道路であれば、難なく連節バスも運行できるとのこと。限られたスペースでも、小回りをきかせて巡回できるという。
約15分の快適な周遊が終了。
おつかれさまでした
15分もしゃがんでいたので足がしびれた。するとまたメガネくんは高笑い。つくづくバスでひきたくなるメガネである。
試乗したみなさんが降りたところで、連節バスの車内を見せていただくことに。
じゃーん
ちょっと近未来的
そしてこれ
この赤いハンマー。これは、非常出口のない外国社製のバスの非常出口を作るハンマー。そう、非常時はこのハンマーで窓をたたき割って外に出るそうです。
たたき割るそうです。
たたき割られます
ここで、キニナルでもある、なぜ横浜で運行しないのか諸々、横浜市交通局の自動車本部路線計画課長の真籠俊彦(まごめとしひこ)さんにお話を伺うことに。
神奈川で最初の連節バスは小田急線の湘南台駅から慶応大学を結ぶ路線とのこと
目的は慶応学生の非凡な数の利用者をたくさん輸送する目的での導入。その次が厚木の工業団地にお住まいの方を一度にたくさん輸送できるよう連節バスが導入されたという。
それではなぜ、横浜には連節バスが現段階で走っていないのか聞いてみた。
いくつか理由はあげられるという
まずひとつ、道路環境と整備環境の問題。通常のバスで利用するバス停だとドアの数が違い、乗り降りの場所の決定ができないというのと、停留所にバスがおさまらないというもの。それらの整備には、大がかりな費用と時間がかかるそう。現段階では一般の方々にも広く認知していただきながら、近い将来に横浜の街でも運行できるよう、鋭意準備中とのこと。
連節バスは大人数の輸送が主な目的となるため、キニナルにあった周遊バス「あかいくつ」のような主に観光を目的とした使われ方の予定は特にないらしい。
箇所によってはまだ横浜では走行道路も制限されているという
そのいくつかの問題が解消される日には、横浜の街に連節バスが走ることになるそうです。
お楽しみに。
ちびっこ対バスの綱引き大会もやっていました
たまにはいいことを言う編集部・宮城ことチャイナドレス股間丸出しメガネが「連節バスの走っている写真撮りましょうよぉ!」と急に大きな声を出す。
たまには、いいこと言ったでしょみたいな顔をしているが、それくらいは誰でもわかる。
ここからは
しばらく
写真だけで
連節バスを
お楽しみください
きれいに
まわります
でます
これは違います
赤レンガ通過です
曲がります
曲がります連節バス
いってらっしゃい
存在感あって、かっこいい連節バスでした。
取材を終えて
イベントに来ている人たちからは早くこのあたりでも走ってほしいという声がよく聞こえた。低床のノンステップバスになっていることもあって、バリアフリーで確かにいいバスだなというのは感じた。みなさんは、横浜に連節バスは似合うと思いましたか?
―終わり―
よこはまいちばんさん
2014年11月11日 11時27分
以前に千葉県幕張で京成バスの連節に複数回乗車した事がありましたが、乗車感覚が牽引されているような違和感で一般バスとは違って、自分は好ましく思えませんでした(何となく貨物にされているような感覚もあって)。2台分を1名の乗務員で運行出来るメリットはあっても、大変高額なバス車両を当該路線専用での運用では効率が悪すぎ。なにしろ他の一般路線(他営業所)へは転用が出来ないのですから。加えて記事本文にありましたが「内輪差や最小回転半径は一般大型バスと一緒なので大型バスが運行出来る道路であれば難なく連接バスも・・・」って、例えば市営バス9系統の狭隘路線も運行出来るの???と大いに疑ってしまいました。何れにしても物珍しさも手伝って横浜市内でも運行を期待する意見も多いようですが、自分個人的には洋館や赤レンガなど異国情緒の漂う歴史的建造物を売り物にしている横濱には、近未来的な連接バスよりレトロ調が好ましく思う。
nobbysさん
2014年11月10日 23時14分
キニナル採用ありがとうございました!とてもキニナルっていたので結局ワタシも当日イベントに行きました。そしてまさかの記事採用だけに止まらず、記事内にはワタシが写っているでは有りませんか…[連節バスをパシャリな人]の1人です。ああ~恥かしや。そして記事を見てもしやと慌ててコチラの写真も確認してみたら、車内にしゃがんでるクドー氏と、本当に高笑いしてそうな笑顔のメガネくんらしき方がしっかり写っておりました。今回の取材は当方の希望以上に頂けており、とても素晴らしかったです。ありがとうございました。そしてまた何処かでお会いしましょう!
jamukoさん
2014年11月10日 12時21分
茅ヶ崎~藤沢~慶応大学湘南キャンパス間で毎日見かける連接バス。導入には、民間企業でありながら、国土交通省に積極的な働き掛けを行った神奈川中央交通の努力が大きい、と聞いています。嘗ては成田空港のリムジン交通でも採用されていましたっけ…“大型牽引二種”なる免許もこの時に初めて実施されたとか。実際の設備面もさることながら、日本初に挑んだ各社の努力で存在するバスだと思います。