関内でオススメの「ワインショップ」はどこ?
ココがキニナル!
JR関内駅南口にワインショップ葡萄屋というショップが開店しました。珍しいワインがたくさんあって試飲できるらしいけれど。「希少価値モノ」も試飲出来るのかぜひ知りたいです。(yokohama5さん)
はまれぽ調査結果!
世界40ヶ国以上の希少ワインを扱う「葡萄屋」、イタリアの厳選ワイン1500種類以上をそろえる「イル・カーリチェ」でおすすめワインを試飲
ライター:菱沼 真理奈
イタリアの厳選ワイン&チーズを専門に扱う「イル・カーリチェ」
次にご紹介するワインショップは、2004(平成16)年に馬車道にオープンしたイタリアワインとチーズの専門店「イル・カーリチェ」。
シックで瀟洒(しょうしゃ)なたたずまいのイタリアワイン専門店
2フロアからなる店内には、イタリア全州(20州)で生産された1500種類以上のワイン約5000本がびっしりと並んでいる。イタリアでも手に入りにくい希少なワインもそろえ、イタリアワインの熱心なファンも足繁く訪れるという。
ワインがびっしりと並ぶ2階フロア。圧巻です
同店で店長を務める西濱透(にしはま・とおる)さんによると、イタリアワインの専門ショップは都内や県内でも珍しく、横浜市内や近隣エリアでは同店のみだそう。
俳優さんのような渋カッコイイ店長・西濱さん
「オーナーがイタリア好きなので、イタリアのワインや食材に徹底してこだわっています。専門店ならではの幅広くディープな品ぞろえが自慢で、イタリアワインファンの間でも、ココに来ればほかにはないモノが手に入ると評判です」と西濱さん。
全州で作られているイタリアワインは、生産力があり、品質と価格のバランスがとれている。種類が豊富でイタリアでしか作られていないブドウ品種のワインもあるそう。
最近はイタリアワインのファンのみならず、ワイン好きなミドルエイジの男性や、近所に勤めるサラリーマン・OLなど、来店するお客さんの層も広がっているそうだ。
店内の壁には来日したイタリアの生産者が記したメッセージやサインも
ワインの価格帯も幅広く、2000円台~3000円台の売れ筋商品を中心に、1000円以下のデイリー用から、10万円近いヴィンテージ品までラインアップ。
ちなみに、こちらが同店で自社輸入しているどんな料理にも合わせやすい人気のワイン。テラッツェ・テヌータ・マッツォリーノ(2100円・税別)。ベリー系の果実味が爽やかな赤ワインだ。
同店で人気の赤ワイン。テラッツェ・テヌータ・マッツォリーノ
高価なヴィンテージワインは、カギのかかった棚の中で厳重に管理
イタリア直輸入のチーズや生ハムなど、本格派の厳選フードも必見!
そのほか、同店ではイタリア直輸入のチーズや、イタリア産の生ハムやおつまみ類など、多彩なフード&ドルチェも多く取りそろえている。
1階フロアにはイタリアの多彩なフードやドルチェがずらり
チーズや生ハム類は100グラムからのカット売りで、丸ごとブロックでの購入もOK。
「やはり切り立てのチーズやハムは、風味が格段に違います。これは絶対にオススメですよ!」と西濱さんも太鼓判!!
厳選したイタリアの直輸入チーズを、その場でカット売りしてくれる
プロシュートやサラミ、ボローニャ産ソーセージ、豚肉の塩漬けもカット売り
老舗メーカーの手づくり乾燥パスタ(左)や、本格派のパスタソース
珍しいオリーブオイルやバルサミコ酢(左)、イタリアで定番人気のチョコも
日替わりの有料・無料試飲サービスや試飲イベントも人気!
そして、同店で絶対に見逃せないのが「ワインの無料試飲」サービス!
用意されたワイン以外の試飲はできないが、オススメの赤・白ワイン3~4種類(各20~30ccほど)を、毎日無料でテイスティングできる。量が物足りないという方は、1グラス(約120cc)の有料試飲(各500円~・税込)もOKだ。
試飲できるワインの種類はほぼ日替わりなので、イタリアワインファンの常連さんをはじめ、買い物の途中や会社帰りにちょっと一杯という方も多く訪れ、土・日曜日には1日10~15名ほどのお客さんが試飲していくそうだ。
立ち飲みスタイルで気軽に試飲できる
「納得して買っていただくためにも、私たちからお客さまに声をかけて、どんどん試飲をオススメしています。試飲したワインが好みか苦手かをお聞きすることで、お客さまに合ったワイン選びの基準もはっきりしますし、いろいろなワインを試飲してみると、ご自身では気づかなかった味の世界がぐっと広がると思いますよ」と西濱さん。
この日の試飲サービスに用意された4種類のワイン(赤2種類・白2種類)
上写真の左から、(白)グレコ・ディ・トゥーフォ2013年(無料/30cc 550円/グラス・税込)、(白)ピノ・グリージョ 2012年(無料/30cc 500円/グラス・税込)、(赤)ヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチアーノ 2010年(無料/30cc 650円/グラス・税込)、(赤)ヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチアーノ 2008年(1500円/グラス・税込)。
ということで、この日に用意された4種類のワインの中から、赤と白を1種類ずつ試飲させていただいた。
まず、グレコ・ディ・トゥーフォを試飲
グレコ種というイタリアの地ブドウを使ったグレコ・ディ・トゥーフォは、サッパリした爽やかな口当たりと、味わいに厚みのあるフルーティーな味わいで、のど越しもスムーズ。グイグイいけてしまいます。
お次は、こちらのワインを試飲
名前は「ヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチアーノ イル・コンヴェンティーノ」。
「ヴィーノ・ノービレ」とは高貴なワインという意味。昔からトスカーナの人たちに珍重されてきた赤ワインだ。しっかりとした飲み口で、コショウのようなスパイス系とハーブ系のニュアンスが感じられる。
また、毎日の試飲サービスに加え、多彩なテーマを設けた有料の試飲イベントや試飲会も頻繁に開催されている。
たとえば、月に1~2回(金曜日が中心)開催される「ボン・ヴィーノ」。オールドヴィンテージの希少なワインを毎回1種類ずつ紹介する、マニア必見の有料試飲イベントだ(テーマによって1000円~2000円/グラス・税込)。
毎回人気の有料試飲イベント「ボン・ヴィーノ」
そのほか、約1ヶ月に1回(土・日曜日が中心)開催される「カジュアル試飲会」も要チェック。同生産地や同品種での飲み比べなど、ワイン好きにはキニナルお楽しみ企画が満載。毎回、5~6種類のワインが用意され、各種類を20~30ccずつテイスティングできる。(テーマによって1500~3000円/1セット・税込)。
気軽にワインの飲み比べができる「カジュアル試飲会」
これらの試飲イベントや試飲会はフリータイム制で、指定の時間内ならいつ訪れてもOK(スタート時間はイベントによって異なる)。ただし、ワインがなくなり次第終了になる場合もあるので、できれば事前の予約がオススメだ。
これ以外にも随時、さまざまな試飲イベントを開催しているので、各イベントの開催日や時間、テーマ、料金などの詳細は、同店のホームページや店頭で確認してみてほしい。
取材を終えて
今回あらためて実感したのは「世界には多種多様な個性と魅力を持った、無数のワインがある」ということ。お気に入りの1本を探している方はもちろん、自分の知らないワインの世界と出会いたいという方も、こちらの2店に足を運んでみる価値は大だと思う。
もちろん、お得で楽しい試飲サービスや試飲会を見逃す手はない。ぜひ気軽に参加して、芳醇なる魅惑の世界を体感してみてはいかがだろう。
―終わり―
葡萄屋
横浜市中区万代町1-2-8
交通/JR関内駅南口より徒歩1分
電話/045-319-4332
営業時間/12:00~20:00、土曜日は11:30~20:00
定休日/不定休
http://yokohama-budouya.jimdo.com/
イル・カーリチェ
横浜市中区住吉町4-46-1F
交通/市営地下鉄・関内駅9番出口より徒歩1分、みなとみらい線・馬車道駅5番出口より徒歩3分、JR関内駅北口より徒歩4分
電話/045-227-5373
営業時間/11:30~20:30、金・土曜日は11:30~21:30
定休日/年始のみ
http://www.il-calice.jp/
KALMINさん
2015年03月24日 09時36分
近くに住んでいますが、「葡萄屋」は紹介して欲しくなかった。 が本音です。 いいワインがあるのを知られたくないから。 でもワインが好きな方が増えてもっと多くの種類の世界のワインが入ってきても欲しいです。