横浜中華街で何も食べずに歩き続けるとどうなる?
ココがキニナル!
観光中ってあっちこっち歩いて並んで毎回やつれる気がします。横浜は観光地がたくさんありますが、実際にその地を観光しながら痩せることってできるのでしょうか?(玄関にハイボールさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
2時間の観光で2kgの減量に成功。体型によるが、観光しながら楽しく痩せることはできる!
ライター:はまれぽ編集部
北から中華街の中心地へ
関本はかなりの方向音痴だが、中華街周辺は直線で分けられた区域が多く、目的地まで歩きやすい。延平門をJR関内駅方面へ進み、横浜公園へ渡る大通りを右手に曲がれば玄武門が現れる。
黒は戦隊ものでいうと普段つれないがここぞの時に頼れるヒーローの色だ
中華街の北に位置する玄武門は、朱雀門と同じく名前そのまま霊獣・玄武を守護神としている。玄武は水神ともいわれており、亀に蛇が巻きついた姿で描かれることが多い。横浜スタジアムでデーゲームを観戦した後にここをくぐる人は多いだろう。
パクチー専門店の「PHAKCHI JO’S(パクチージョーズ)」
玄武門の脇にはパクチー好きにはたまらない「PHAKCHI JO’S」。パクチー好きかつ空腹な関本、葉だけでもいいのでムシャムシャ食べたい。もうこのあたりで「食」のことしか考えていないため、北門通りから中心地に戻ろうとするが歩が進まない。なぜ自分を苦しめなくてはいけないのか・・・。
苦しい顔でスタート地点である善隣門に戻ってきた。ここからが本番である。中華街大通りの行列店はチェックしたので、次は關帝廟通りを歩いてみよう。
關帝廟通りの西側にある地久門(ちきゅうもん)
關帝廟に近づくにつれ人が増えてゆく
西暦160年前後、三国時代に活躍した武将の「関羽(かんう)」を中央に祭った關帝廟。商売繁盛にご利益があると言われている。
中心地に入るとそこかしこに唐辛子ストラップが
中華街は脇の細道にも多くの名店がひしめいている。關帝廟通りから市場通り門に入り、市場通りへ。市場通りは2基の牌楼に挟まれている。
地面にも通りの名前が示してある
市場通り門2基は同じ構えの牌楼のため写真は割愛
また、市場通りのお隣、上海路では揚げギョーザの名店「菜香新館(さいこう しんかん)」に出会える。
落ち着いた佇まいの「菜香 新館」
細かく見て周っているので時間の経過が早い
脇道へ進み、食欲を抑えているとまさかのタイムアップ15分前。慌ててスタートラインの善隣門へ急ぐ。
食欲と人波にのまれ、これでも顔がやつれています
タイムアップ!!
長くて短い2時間がようやく終わった。100回ぐらい小籠包を食べようと思ったし、「おいしいよ!」と差し出される焼き栗に手を伸ばしかけた。
それでは、まずは人気店の行列具合からご紹介する。
横浜中華街の人気行列店トップ3
順序は実際の混雑具合で判断。待ち時間と狙い目の時間は列案内の方に聞いた時間だ。
第3位は「四五六点心房(しごろくてんしんぼう)」で、最後尾から10分待ち。行列は長く伸びるがまだ待てる時間か。狙い目の時間は午後2時過ぎから。
天長門のとなりにある、焼き小籠包やフカヒレまんが人気の店
働き者のアノ方がいらっしゃったが振り向いてもらえなかった
続いて第2位は「ブタまんの江戸清(えどせい) 中華街店」で、最長10分待ち。待ち時間は「四五六点心房」と同じで回転も早いが、立地のため列が途切れず、その行列がさらに人を呼んでいる。すぐそばにある「大通り店」もほぼ同じ混雑具合だ。狙い目は午後3時過ぎと少し遅め。系列店が周りに多くあるので、待つのが苦手な方には別店舗を探すことをオススメする。
こちらは大通り店。正午過ぎはこの混みよう
本店の午後3時過ぎ。足元の整列用テープで列の長さが分かる
そして第1位は「王府井(わんふーちん)」の「横浜中華街 小籠包専門店 王府井レストラン」店で、最長待ち時間15分。狙い目の時間は江戸清と同じく午後3時以降とのこと。
朝陽門からゆるい坂を下りてくると行列が目に飛び込んでくる
正宗生煎包(まさむねちぇんぱお)という通常の小籠包よりも肉汁と具材が詰まった焼き小籠包が人気の王府井。元町・中華街駅から訪れた人が真っ先に目にする行列とその立地、また同店の付近は三叉路のため場所の余裕があり、立ちながら食べやすいというのも選ばれる理由だろう。王府井も系列店が近くにあるのでそちらを利用することをオススメする。
以上がGW中の人気行列店トップ3となった。大型連休以外でも週末はだいたい同じ混みようだそうなので、ご参考までに。
果たして関本は痩せたのか
2時間誘惑に負けず、涙を飲みながら歩き続けた。関本は中華街に入るとすぐにタピオカジュース片手に肉まんを食べるタイプだ。これだけ努力したんだから頼む・・・と祈りながら、背負っていた体重計をそっと下ろし、恐る恐る乗った。
お願いします・・・!
おおー!!
横浜公園の隅で歓声を挙げる、29歳男性。開始前の99kgからなんと2.8kgも減っている!
ありがとうございます、これで階段昇降によるヒザ破壊を食い止められました。人は2時間必死に観光すれば痩せることができるようです。
取材を終えて
関本は結果として2時間で約2kg痩せることに成功した。時期や体型にもよるが、これほど熱中して歩き回ればウオーキングに近いカロリー消費が見込めるはずだ。誘惑に負けない強い精神を持っている方にオススメのダイエット方法といえるだろう。
王府井のミックス生煎包、850円
いただきます!!
―終わり―
よこはまいちばんさん
2016年05月10日 09時49分
中華街を歩き回る企画なのに、何故1枚目の写真が伊勢佐木町?伊勢佐木町も1直線に1丁目から7丁目までの長~い商店街なんだから、あの写真を採用掲載するのならウォーミングアップで伊勢佐木町を歩き通してから中華街へ移動すれば良かったのに!
それいけ!ジャムパンマンさん
2016年05月09日 10時33分
この時期の真昼にスーツはやりすぎだと思いますが、時間を忘れて歩くことができるのは中華街の良さでしょうな。自分なら間違いなく途中で買い食いの誘惑に負けます。お疲れ様でした。
マッサンさん
2016年05月08日 15時31分
中華のお店が犇(ひし)めく店の軒先から漂うスープを煮込む匂いや香辛料の香り。眼に飛び込んでくるのは豚まんやチャーシューや酒。企画モノとはいえ、2時間あまり中華街を彷徨(さまよ)うのは、こりゃツラい!。食の誘惑に負けずにスタッフさんにはよくやりましたね。と称(たた)えたいです。