中華街の地下に別世界!? 『美女と野獣』のお店に突撃!
ココがキニナル!
横浜の中華街に美女と野獣のカフェ&レストランが出来たらしい/すごく素敵なお店らしく、フランス童話なのに何故中華街?というツッコミは置いといて是非とも取材して欲しい(eglさん/黒くてもシロッコさん)
はまれぽ調査結果!
中華街のレストランカフェ「Beauty & the Beast」では、入店した瞬間から童話『美女と野獣』のヒロインになりきれる。カジュアルフレンチも絶品。
ライター:山崎 島
お前がベルか!!
ではさらにお店を案内してもらった。案内してくれたのは、元大手テーマパークのキャストだった方。店内にはそれぞれのフロアにストーリーがあり、本当にテーマパークに来たかのよう。
エントランスから「ベルを愛した荒くれものの酒場」へ
こちらはベルにフラれた男が、悲しく酒を飲む船内の酒場のイメージ
至る所に細かな演出が
船乗りたちが夜な夜な酒を飲みかわす酒場の雰囲気が、見事に再現されているフロア。薄暗くワイルドな感じが居心地良い。ここで飲むお酒はおいしそう。
その奥には「過去と現在の宮殿」。ベルと野獣が晩餐(さん)会をした広間をイメージしたのだそう。
宮殿だわー
ほんと宮殿
まさか中華街の地下に宮殿が広がってるなんて・・・煌(きら)びやかだけども派手すぎない、女性の心をときめかせるこちらのフロアでは、たくさんのベルがのんびりと食事を楽しんでいた。全身金色のベルが現れた時、一瞬みなさんざわっとしたが、何事もなかったかのように食事を再開しておられた。
でもって神山さんこだわりのライトコート
こちらは地上へと吹き抜けになっており、昼間は自然光が差し込み水が流れるという、ロマンチックこの上ない場所。普段は立ち入りができないが、特別に入れてもらえました。
美女と野獣のシルエットが浮かぶ
そして女子トイレは広々と清潔で、アメニティーグッズのサービスも
男性用トイレのドアには野獣の爪痕が。前の人が長かったんでしょうか
見た目だけではなく、しっかりした造りの内装に驚いた。担当した会社はコンペ形式にて募集。採用した会社は偶然にも大手テーマパークの制作に携わっており、有名アトラクションを手掛けた職人さんたちが、腕によりをかけて作り上げた。本気と遊び心が満載の、ワクワクドキドキが止まない空間だった。
物語あふれる絶品メニューの数々
店内をまわるだけでかなり満足感がある同店だが、料理にもかなり力を入れている。フランス料理をカジュアルにアレンジした料理を、昼はカフェスタイルで、夜はコース(単品メニューも有り)で楽しめる。
本をイメージしたメニューブック。神山さんのデザイン
この日はディナータイムだったため、コース料理をご紹介。
コースは全部で3種類
手ごろな「ベルのコース(2980円)」、同店の料理を堪能できる「ビーストのコース(3980円)」、お祝いなどのデザートを無料でサービスしてもらえる、実はお得な「ビューティ&ビーストのコース(4980円)」。我々は「ビーストのコース」を選んだ。
まずは前菜・生ハムとトマトのマリナード
ベルが野獣の城へと行くきっかけとなるバラをあしらった、目にも楽しい前菜。甘酸っぱいトマトと生ハムをバルサミコのソースでいただく。シンプルだが素材の味をしっかり感じられるのが良い。フルーティーで爽やかな一品。
「ベルのカクテル・ノンアルコールバージョン(1200円)」も
可憐なベルをイメージしたという、同店のオリジナルノンアールコールカクテル。もちろんアルコール入りのカクテルもある。瑞々しいオレンジに赤いシロップが美しく、優しい味わい。
2品目の「クレーム・ド・オマール」
フランス童話では、ベルの父親は船で旅する商人。そのおとっつあんにちなんだ、オマールエビの旨味と香りがとっても濃厚なスープ。こちらは一口食べると思わず歓声が漏れるほどの美味しさだった。これは類い稀なるスープだ、いやはや。
メインは鹿肉のロースト
北海道産の蝦夷(えぞ)鹿を使用したローストは、とても柔らかく臭みがない。バラの茎や野獣の足跡をあしらったバルサミコのソースと、さっぱりなわさびしょうゆでいただく。こちらは野獣が狩ってきた鹿のロースト、というストーリーがあるそう。野獣さんいい仕事していらっしゃる。うまいよ、鹿!
鹿肉初めての方にも食べやすい
食後にはコーヒーとデザートのティラミス。こちらもしっかり美味
とっても満足度の高いコースだった。コンセプトだけではなく、ごはんもしっかり美味しい。大事な人へのお祝いやサプライズで利用したら喜ばれること間違いなし。
希望があれば、パーティなどで出されるデザートの試作を見せていただいた
本の形を模した楽し気なケーキ。「ビューティ&ビーストのコース」では少し小ぶりのほぼ似たようなケーキが無料で、そのほか2つのコースにはプラス1000円でオーダーできる。
ご興味ある方はまずはお手頃なランチを試してみては
本当にテーマパークのような、全てにおいて作り込まれたお店だった。しかもどの部分をとっても本格的で抜かりなく、心置きなくこの世界観に浸ることができた。新たな中華街の名物店になる予感大のカフェレストラン「BEAUTY&BEAST」。是非行ってみてくださいね。
取材を終えて
楽しいお店だった。以前小島にブーメランパンツをはかせた際、恐縮して謝りまくったが、謝らなきゃよかったと思った。
―終わり―
取材協力
カフェ&レストランBeauty&the Beast
住所/横浜市中区山下町219 B1F
電話/045-228-9910
営業時間/
ランチ 11:30~16:00(L.O.15:00)
ディナー 17:00~22:00(L.O.21:00)
定休日/水曜日
jellyfishさん
2016年11月24日 13時03分
>でもエゾジカはE型肝炎ウイルスを保持している可能性があるので- それって、野生の話じゃないんですか?
駅馬車さん
2016年11月24日 10時40分
なかなか面白い空間ですね。行ってみたいけど女性の方が多いのかな?でもエゾジカはE型肝炎ウイルスを保持している可能性があるのでローストと言えどももう少し火を通しておいた方が良いと思います。昔はシカは刺身で食べられたのですけどね。
油屋さん
2016年11月23日 23時37分
小島、俺は好きだよ。