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横浜市内のアットホームで美味しい洋食屋さんはどこ?「根岸・磯子」編

ココがキニナル!

横浜は洋食屋さんのイメージがあります。チェーン店ではなく、家族経営のアットホームな美味しい洋食屋さんを教えてください。(河童丸さんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

根岸・磯子界わいの「ラ・スリーズ」「レストラン シン」「西洋料理たじま」の3軒を紹介

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ライター:クドー・シュンサク

素朴ながら最強「西洋料理たじま」



先にもう一回言います。このお店、とんでもなく美味いです。

JR根岸線から歩いて15分ほど。桜木町駅から市営バス21系統「上江」停留所下車徒歩1分。住宅街の路地裏にひっそりと佇む創業26年の「西洋料理たじま」に到着。
 


おじゃまします
 

落ち着いたアットホーム感のある店内


店内に入り取材の旨をオーナーシェフの方に伝えると「おお、そうだった。忘れてたよ。(笑)いいよ、そこ座って」。粋な語り口がなんとも魅力的なオーナーシェフ。
「西洋料理たじま」の諸々から伺うことに。
 


「西洋料理たじま」オーナーシェフの田島始(たじまはじめ)さん


料理人になったきっかけは、大学卒業後、「実家が商売をやっていたし、自分も手に職をつけて、いずれなんらかの商売をしていくだろうな」と、気負いなく自分の将来像を描くようになったから。

お薦めのランチメニューを聞くと、「ランチのお薦めはない。だいたい毎日違うようなもん作ってるから」とのこと。

詳しく尋ねると、夜の営業が終わり、翌朝田島さんが冷蔵庫を見てアドリブでこれとこれがあればアレが作れるな、という段取りで毎日のランチメニューを考えているという。
 


「ランチで美味かった、って特集してもまた作るかわかんないからね(笑)」


決まったメニューももちろんあるが、それは昼も夜も同じもの。自身が修行して得た味を自分の流儀に変え、その味をただしっかりとやり続けるのがこの店の味。と、田島さんは言わないがその意思は語り口から伝わってくる。古き良き職人風情が粋に漂う。
 


田島さんが語る「西洋料理たじま」の核となるデミグラスソース


写真は仕込み4日目のデミグラスソース。これを煮て濾して、煮て濾してを繰り返し10日目にデミグラスソースが完成する。

料理はここまでかというくらいすべて手作り。付け合せから何から何まで端正に仕込み、しっかりと「おいしい」と思える味を作り続ける。漠然とだが、料理のこだわりを尋ねてみると、田島さんの返答は「ないよ(笑)」。
 


「じゃあビーフシチューとスペアリブ作るからちゃんと食べてってよ」


言葉ひとつひとつもなんかいい。もとい、かっこいいおやじ。一緒に店を切り盛りする奥さん曰く「うちはビーフシチューとスペアリブが看板なんのでね、食べてって下さい」とのこと。いただきます。
 


スペアリブ(1500円)


大ぶりのスペアリブはニンニクとタマネギをもみ込み味つけされた一品。下に敷かれているパンは食パンをガーリックトーストにしたもの。適度な噛み応えとしたたる肉汁。ニンニクの風味がわざとらしくなく品も良い。スペアリブから流れる肉汁をガーリックトーストが吸い、パンも美味しくなるという仕組み。バゲットだと吸いが弱いので食パンを施しているとのこと。

とにかく美味い。噛めば噛むほど美味い。一口目から鳥肌がたち、食べ終わるまでどこかぞくぞくする美味しさ。スペアリブ、たまらんです。
 


ビーフシチュー(1900円)


ビーフシチュー、一口食べた感想は「これを食べたことある人、食べている人は幸せだな」。
あまり味の説明は言葉にしたくないくらい美味い。本当に、深く、美味い。至福の瞬間てやつをくれる味。

田島さんが丹念に料理した一品。ただ、美味い。ちょっと、泣きそう。
人から感じて味わう料理の味というのは、感動が生まれるものだと実感。
 


特製デミのかかった品のいいオムライス(1050円)もいただいた


ビーフシチューとスペアリブに関しては「安い」と感じた。繁華街のレストランであれば倍以上の値段がつくであろうものが優しいお値段で美味しく楽しめる。
そして「西洋料理たじま」の特筆すべき点はもうひとつ。
 


ご夫婦の醸し出すあたたかい雰囲気


腹も心も健やかに満たされました。田島ご夫妻、ごちそうさまでした。
 


取材を終えて



まだこんなにいい店が横浜にあるのかということに驚いた今回の洋食めぐり。
「ラ・スリーズ」さんは気のいいシェフが作る料理とデザートが絶品でした。
「レストランシン」さんはお父さんから受け継いだ味と心意気にしびれました。
「西洋料理たじま」さんは将来の奥さんを連れて行くことに決めました。

次回も素晴らしい洋食店を紹介できればと思います。
 


―終わり―

ラ・スリーズ
住所/横浜市磯子区東町18-8 ダイアパレス1階
電話/045-753-9088
営業時間/11:30~14:00 17:00~22:00
定休日/日曜

レストラン シン
住所/横浜市磯子区丸山2-20-10 コーラル磯子 1F
電話/045-753-9702
営業時間/10:30~16:00
定休日/第2(月)、第4(日)

西洋料理たじま
住所/横浜市磯子区広地町1-12
電話/045-751-5926
営業時間/12:00~14:30/17:00~21:30
定休日/月曜
 

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  • レストランシンのハンバーグ日本風は、本当に美味しい!大好きです!あのソースの作り方知りたいです。

  • 美味しそうですどれも!!ハンバーグとビーフシチューにやられた!!久しぶりにクドーさん、やっぱかっこいーうん。

  • レストランシンのハンバーグ日本風は非常にそそられます。パテの厚みも魅力的ですし、白くチーズの入った日本風ソースはキニナリマス。スリランカカレーは食したことがありますが、本格インドカレーやブラジリアンなフードより、日本人の口に合うと思います。たじまは場所がへんぴですが行く価値ありそうですね。クドーがここまで言うなら。

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