真夏にアツいラーメンをススる!? 横浜家系ラーメン祭2016を実食レポート!
ココがキニナル!
史上初の試み、家系ラーメン店が屋外に集結した一大イベント、横浜家系ラーメン祭2016の様子はどうだった?(はまれぽ編集部のキニナル)
はまれぽ調査結果!
暑いなか、3日間で13万人の来場者で盛況だった。家系各店の職人同士の意地と誇り、お客さんのラーメン愛が感じられた熱いイベントとなった。
ライター:山口 愛愛
歴史的イベント、ハマの家系祭りへ(つづき)
胃は大喜びだが、花より団子にならないのがこのイベントの醍醐味。
ステージでは、午前11時15分から45分置きに、休むことなくアーティストが登場する。その中で午後1時30分からは、はまれぽ編集部がFMヨコハマ人気DJの光邦さんとともに登場。
トークとじゃんけん大会で盛り上げる
大磯ロングビーチやマリンタワーの入場券の争奪戦
ステージ上から「横浜で一番マズイ味の川、鶴見川で泳ぐ魚を釣って食べた人があそこにいます」と編集部・山岸に指を指され、まわりのお客さんから冷ややかな目で見られたが、「女性でも体を張って調査しているのがおもしろいんだよね!」と光邦さんが、フォローしてくれ救われた。
じゃんけん勝者はありあけハーバーやオリツルサイダーなど横浜の名産品をゲット
腹ごなしに、会場を見て回る。横浜ならではの逸品を生み出している企業のブースに足を運んだ。
「タワーレコード」のブースでは、このイベント限定のコラボTシャツが販売されていた。
当日、スタッフも着ていた限定Tシャツ
隣は、はまれぽの展示コーナー。自分が担当したパネルと
「ありあけ」ブースでは2016(平成28)年7月16日から発売されたばかりの、「ポケモンハーバー」(1080円税込)を販売。横浜らしいセーラー服姿のピカチュウのステッカーも入っていて人気を集めているのだとか。
中身は「横濱ハーバーダブルマロン」5個
続いて「美濃屋あられ」と「岩井の胡麻油」のブースへ。おすすめ商品を聞いてみると、「純正ごま辣油(ラー油/250円)」とのこと。
時間をかけて煮出した唐辛子の辛味と胡麻油の旨みが広がる
「鶴一家」さんとコラボした地獄あられ(210円)なども人気
「ちょっとスープに入れるだけで、ラー油の風味がバッと広がるよ!」。その言葉にそそられ、筆者はあるところに向かう。
再び券売機に並び、向かった先は「すずき家」。
また並びます
待ち遠しい
へい、お待ち!
クリーミーなスープの至福の一杯
お行儀が悪いがスープをすすり、本来のスープの味を堪能してから、「岩井の胡麻油」のブースに戻った。イベントでしか体験できない、横浜コラボの化学反応を試したくなったのだ。
ラー油をかけていただく
もっちりとした中太麺
さきほどの厚木家に比べると、白く乳化したスープにラー油の風味が立つ。もちろん、従来のスープに満足しているが、すずき家のクリーミーなスープと相まってまろやかな辛味がコクを際立てた。
美味しさに撮影を忘れてすすりまくる
最後は「はまれぽ」ブースへ。はまれぽアプリをダウンロードすると抽選で豪華景品が当たるのだ。1等はなんと、出店している家系ラーメン店の1ヶ月フリーパス! 一昨日、昨日と1等が出ているが、今日はまだ1等の金色の玉はお目にかかっていない。
この時間は編集部・小島が担当。さぁ、どうだ
5等の富士食品「粗挽きトウガラシ」が当った
ハッシュタグを付け写真をアップしても抽選ができる
会場を周りながら、お客さんの声を聞いていく。以前は横浜に住んでいて千葉市から来たというご夫婦は、「いつかまた横浜に遊びにいきたいと思っていたんです。昔、奥津家によく通っていてあの味が忘れられず、このイベントなら観光しがてら食べられると思い、千葉からわざわざ来たんです」と満面の笑みが弾ける。
店に並びながら・・・
ステージが終わるごとに・・・声を集める
家系ラーメンファンという横浜在住の30代男性グループは、「『らっち家』と『厚木家』はまだ食べたことがなかったので、初めて食べられてよかった。今日は食べ比べに来たので、行ければ、全店制覇したい!」と意気込んでいた。
ステージはいよいよ、フィナーレに。なんと8店舗の店主がそろってステージに上がるという。場内からも「おぉ」とどよめきが起こった。同じ家系ラーメン店であっても、ふだん交わることのない同志であり、ライバルでもある。
一堂に主が並ぶ貴重な光景
FMヨコハマのDJ植松哲平(うえまつ・てっぺい)さんが、店主にマイクを向ける。
「厚木家」の吉村さんは「環境が違い大変でした。早く厚木の山に帰りたい」と笑いを誘い、奥津家の奥津さんは「非常に暑かったけど、お客さんも熱かった。どの店も慣れない環境でがんばりました」と労う。
お決まりの腕組みポーズ
「心家」の佐藤さんは「いつもと違い仕込みに苦労しました。次回の出店はカンベンしてください」と思わず本音をのぞかせた。
すずき家の鈴木さんは枯れた声で「手伝ってくれる友達もいて、すごく楽しかった」、
せんだいの小路(しょうじ)さんは「中は戦場以上。早く現場にもどりたい」と、まだ店に残っているお客さんとスタッフを気にかけた。
千家の小森さんは「もうやりたくないけど(笑)いろいろ良い勉強になった。お客さんがあんなに暑い中並んでくれて一生懸命作らなきゃと思いました。たくさんのお客さんの笑顔に会えてよかった」と話す。
実行委員も交じり、肩を組んで1枚
光家の藤永さんは、「仲間や常連さんや地元の友達がたくさん来てくれて涙が出そうだった。暑いなか並んでくれて、熱いものを食べてくださって嬉しかった」と感無量の様子。
らっち家の中村さんは「有名店のみなさんと仕事ができたことは良い経験になりました。最後までやりきります!」とまだ残っているお客さんにラストスパートを誓うと、会場から大きな拍手が沸いた。
こうして、横浜が誇る家系ラーメン愛が熱く交わったイベントは幕を閉じた。
取材を終えて
3日間でのイベント動員数は約13万人。
1回目の試みで至らない点もあったかと思うが、観光客も多く家系ラーメンの新しいファンを増やせたのではないだろうか。
勝手が違う環境でありながら、初めて店を飛び出しイベントに参加してくれたお店の方々、酷暑のなか熱いラーメンを頬張ってくれたお客さんに感謝。ごちそうさまでした!
―終わり―
ピルたかさん
2016年07月26日 14時09分
家系担当のマーコ氏はどこに行ったの?久しぶりにあのイラッとする食レポ見たくなってきたわ(笑)はやく甲子園決勝ry
八景のカズさん
2016年07月23日 11時54分
当日、連続で法事があったので行けなかった。食べ比べするなら300円くらいの少量を出してくれた方が色々楽しめるかもね。
ジョンソンさん
2016年07月22日 16時32分
記事のとおり、ぼくも並んでたときの吉村さんの心遣いにとても癒されました。。
次回は春か秋がいいな。
春秋はビール祭りやってるけど、ビール祭りはデカい屋根をつくるんだから真夏にもできるから真夏にやってほしい。春にラーメン女子博、秋に家系ラーメン祭りがいいな。