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横浜市内に古くからある橋の歴史を教えて!「長者橋」編

ココがキニナル!

横浜市内には多くの橋が架けられています。普段は何気なく渡っている「橋」に面白いエピソードはないのかキニナル!(トラズキノコさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

現在の「長者町通り」は「八丁縄手」と呼ばれ、「長者橋」と「車橋」が架かっていた。長者橋は江戸時代「土ハシ」「権兵衛橋」などと呼ばれていた。

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ライター:橘 アリー

親柱のデザインが全部違う!



震災復興橋で目につくのは、何といっても豪華な親柱(おやばしら)で、そのデザインは同じものが一つも無いという点。そして、今回調査した「長者橋」はその中でも特に美しいアーチや半円形を随所に備えている。

1932(昭和7)年に横浜市役所が発行した『横浜復興誌・第二編』によると、当時、多くの橋の建設が一度に行われていたため、技術者が足りず、そこで、東京芸術大学の教授が、建築科の生徒に課題として親柱のデザインをさせて、それが採用されているようである。
そのため、同じデザインのものが無いが、基本的なデザインとしては、「アール・デコ調」となっているようだ。
1910~1930年代にフランスを中心に流行した美術工芸様式である「アール・デコ調」のデザインの特徴は、大まかに言うと半円形のアーチやシンメトリー(左右対称)である。
 


昭和初期らしいモダンなデザインが多い(『横浜復興史 第二編』より)
<クリックして拡大>
 

現在の「長者橋」の親柱と照明器具の様子


この親柱のデザインは、横浜復興誌・第二編には載っていない。
 


この方向から見ると左右対称に見えるが、ほかの橋の親柱と比べると質素だ

 


照明器具は、モダンなデザインと言えなくもない


アール・デコの特徴である「半円形」のものは無いのか? と探してみると、橋のデザインに半円形が使われていた。
 


橋の上の照明器具の根基部分が半円形になっている


そのほかにも、橋自体の形が川の上で美しい半円を描いている。
「長者橋」の橋の種類は「鉄筋コンクリート拱橋(きょうきょう)」である。拱橋とは、弓のように反った曲線になっているアーチ橋のこと。
 


「長者橋」については右から3番目に書かれている(『横浜復興史 第二編』より)
<クリックして拡大>


同じ時期にたくさん架けられた震災復興橋の中でも、「長者橋」は、美しさや丈夫さにおいても際立っている。
 


川はキレイとは言えないが、美しいアーチのお陰でこんな風景も様になっている

「長者橋」は桜の季節になると、橋の上からの眺めがみごとである。
 


「長者橋」から見た大岡川の様子




取材を終えて



現在の長者町通りも、山手方面から日ノ出町・野毛を通って、そのまま東海道へ繋がっている、とても便利な道である。
普段は何気なく通っている橋だが、改めて眺めてみると、さまざまな表情があって面白い。
たまには、のんびりと普段通っている橋を眺めてみてはいかがだろうか。


―終わり―
 

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